ウイスキーを育む木。芳醇な香味をもたらす「樽」にはどんな木が使われる?|樹の憶|樹の憶、木の能。|住友林業のリフォーム公式ホームページ。木質感にこだわったリフォーム・リノベーションなら住友林業のリフォームへ。

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ウイスキーを育む木。
芳醇な香味をもたらす「樽」にはどんな木が使われる?

香り高く、芳醇な味わいで知られるウイスキー。その香味は、木で作られた樽で決まると言われています。ウイスキーを作る工程で、最も大切だと言われる熟成に使用されるのが樽。今回は、芳醇な香味をもたらす「ウイスキーを育てる木」とも言える、樽にスポットを当てます。

ウイスキーの香味を左右する樽

穀類を原料に、木製の樽によって貯蔵・熟成して作られるお酒がウイスキー。樽で長期熟成することで、香りやコクが増し、色合いも深みのある美しい琥珀色に変化してきます。その味を左右すると言っても過言ではない、大切な工程である熟成に欠かせないのが、木製の樽なのです。

樽に使われる木材は?

樽に使われている木材の種類によって仕上がるウイスキーの味や香りは異なり、独特の美味しさを生み出します。どんな種類の木材が使用されているか、ここでは代表的なものをご紹介します。

  • 01.多くのウイスキー熟成に使われる北米産ホワイトオーク

    ウイスキーを作るための樽には、木米産のホワイトオークが多く使われています。バニラやココナッツ、はちみつのような香味を生み出すホワイトオーク。この樽で熟成させることで、香り高いウイスキーに仕上がります。ほかに、ワインやシェリー酒の熟成にもホワイトオークが使われます。

  • 02.甘くフルーティな香味をもたらすスパニッシュオーク

    スペイン産のワインやウイスキーなどの熟成に使われるのがスパニッシュオーク。この樽を使うことで、ドライフルーツやチョコレートのように、どこか甘くフルーティな香味に仕上がります。

  • 03.オリエンタルな香味が特徴のミズナラ

    香木として知られる「伽羅(きゃら)」のような香りをイメージさせるミズナラ。オリエンタルな香味をもたらすミズナラは、長期熟成することで樽からウイスキーへと香りが移ると言われています。豊かな味わいをもたらすミズナラは、ウイスキーの世界で「ジャパニーズオーク」と呼ばれるほど、日本のウイスキーの象徴ともなっている木材です。

美味しいウイスキーに欠かせない樽

美味しいウイスキーを育む木である樽。その素材によって、香りや味がいかようにも変わるという、重要な役割を持っています。木の樽で熟成されることで、色合いにも変化が生まれるウイスキー。あなたも木がもたらす、琥珀色の美しさと芳醇な香りとともに、リラックス時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。