#カテゴリ名(仮)感動ストーリー
森の樹とログハウス〜
ある家族の記憶
子どもたちがまだ幼く小学生であった頃、東京の西端にある奥多摩の森へよくお出かけしました。そこには木だけで組み上げたログハウスが何棟かあって、家族4人で泊まることもでき、子どもたちは壁の木と木のつなぎ目に足をかけてよく上って楽しんでいました。つるつるとした丸太の2段ベッドもお気に入りのよう。
森の中で樹に囲まれ、木の家の中で過ごす。雨が降ったり止んだり。森や土の匂い、樹の香り、鳥の声、焚き火のパチパチ、川が流れる音だけが五感に響く。子どもたちは森歩きに疲れたのか、木の工作で満足したのか、ランプのやわらかな明かりのもと、木々の心地よさにつつまれて深い眠りにつき夢の中へ。
「自然っていいなあ」
そんな森や樹とともに過ごした家族との時間は、心の中でゆっくりと安堵の記憶となり、今も生き続けているのかもしれません。
