専業主婦のお小遣い、金額の相場や使い道は?

お金・資産

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ひと昔前まで「家事はタダ」といった風潮がありましたが、いまでは家事も「労働のひとつ」とみなすようになってきています。お互いのお小遣いの使い道に干渉しせず、日々がんばっている自分へのごほうびとして、楽しく自由に使いましょう。

この記事の監修

ペンネーム:ベルバ・モンティス

大手広告会社でアカウントエグゼクティブとして携わった後、国際結婚を機に渡伊。取材・撮影コーディネーターの他、フリーライターとしてライフスタイルに関する記事を執筆。

自分のお小遣いについて話題にすることは、ためらいがあるものです。お小遣いが満足のいく金額でない場合はなおさらでしょう。「本当はもっと欲しいけれど、専業主婦の身では多くを望めない」と諦めている人はいませんか。

今回は、専業主婦のお小遣いに関する調査結果をひも解きながら、お小遣いが必要な理由や金額の相場、決め方を提案していきます。あなたのお小遣いを、ちょっとでも増やす機会になれば幸いです。

専業主婦のお小遣い 平均額は?

まずは、お小遣い額の平均値をみてみましょう。株式会社ビズヒッツが実施した「妻のお小遣い額とその使い道についてのアンケート調査」(※1)によると、専業主婦のお小遣い平均額は7,876円となっています。
「お小遣いがない」と回答した人から、毎月10万円以上の人までさまざまですが、回答がもっとも多い「ボリュームゾーン」は1万円前後です。なお、共働き妻のお小遣い平均額は2万4,671円。専業主婦の約3倍になっているようです。

株式会社ビズヒッツ「妻のお小遣いの平均額や使い道を既婚女性1000人にアンケート調査 | 暮らしの小箱」の情報を基に作図

専業主婦のお小遣いの使い道

専業主婦はお小遣いをどのように使っているのでしょうか。引き続き、ビズヒッツ社のアンケート調査を見てみましょう。

株式会社ビズヒッツ「妻のお小遣いの平均額や使い道を既婚女性1000人にアンケート調査 | 暮らしの小箱」の情報を基に作図

ご覧のとおり、ファッション、美容関係が上位に挙がっています。なお、お小遣いの使い道に関しては、専業主婦、共働きの妻ともに同様の結果が出ています。お小遣いの金額や仕事の有無に関係なく、「ファッション」や「美容」が最優先になっているのは、身だしなみに気づかう傾向が高い女性ならではと言えるでしょう。

ちなみに、専業主婦の理想のお小遣い額は、1位「3万円」、2位「1万円」、3位「2万円」となっています。「いつまでも美しくいたい」「もっと女磨きしたい」と考えている女性のなかには、多額のお小遣いで、美容院やエステ、化粧品にもっとお金をかけたいと考える人もいるかもしれませんね。

専業主婦にもお小遣いが必要な理由

ことし結婚を発表した女優の新垣結衣さん主演のドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』。欠かさず視聴していたという人も多いのではないでしょうか。このドラマは、主人公が専業主婦の家事に値段をつけ、お給料をいただくという設定に注目が集まりました。
ひと昔前まで「家事はタダ」といった風潮がありましたが、いまでは家事も「労働のひとつ」とみなすようになってきています。

ソニー生命が実施した「女性の活躍に関する意識調査2020」では、「毎日の家事や地域社会での貢献を時給に換算するといくらになると思うか」という質問に対して、以下のような金額が平均額として出ています。これらの金額はいずれも、前年比較で7.3~15.9%上昇しているそうです。

ソニー生命「女性の活躍に関する意識調査2020」の情報を基に作図

この結果に対し、ソニー生命は、「育児などの家事や地域での社会貢献活動を、難易度の高さや貢献の大きさという観点から、高く評価する人が増えているのではないでしょうか。」とコメントしています(※2)。

参考までに、厚生労働省の「令和元年賃金構造基本統計調査」(※3)の結果も紹介します。この調査によると、女性のパートやアルバイトの時給は1,127円とのこと。前述した家事・育児の時給換算と比べると、上位5位までがこの金額を上回っています。

ところで、男性会社員のお小遣いはいくらだと思いますか? 新生銀行の「2020年サラリーマンのお小遣い調査」(※4)によると、その金額は3万9,419円。前年比6.7%増という結果が出ています。
すべての夫のお小遣いが上がっているとは言えませんが、専業主婦の家事労働も毎年時給がアップする仕組みになっていても良いのではないでしょうか。

お小遣いを決めるときの3つのポイント

専業主婦のお小遣いの相場はわかったけれど、自分のお小遣いはどうやって決めれば良いのでしょうか。

NTT DOCOMOが運営する「dジョブ スマホワーク」の調査によると、お小遣いの額は、「固定費や貯金に回すお金を除いた中から算出」することをルールにしている夫婦がもっとも多いことが分かります。

dジョブ スマホワーク「【2019年最新版】主婦500人が本音で回答!夫の小遣いと家計管理の我が家ルール」の情報を基に作図

これは、専業主婦がやりくりしてお小遣いを捻出している前述のアンケート結果とも重なりますね。しかし、お小遣いが「少ない」「足りない」ことで、お互いにガマンし、ストレスになることが一因となって夫婦円満が保てなくなることも考えられます。
お小遣いを決める際には、まず以下3つのポイントを押さえてみてはいかがでしょうか。

お小遣いの範囲を明確にする

ファッションや美容にかかる費用は個人的な出費と割り切れます。しかし、外食代や旅行費、ガソリン代などはあいまいになりがちです。こういった支払いに関してルールを決めておきましょう。

お小遣いを貯蓄に回さない

子どもの将来や自分の老後のために貯蓄はしておきたいものです。少しでも支出を減らして貯蓄に回したい場合は、お小遣いではなく固定費をチェックしてみましょう。住宅ローン、生命保険料、携帯電話代などの固定費は一度見直すと、その後はずっと効果が続くのでおすすめです。
自分で支出の見直しをするのが難しい人は、ファイナンシャルプランナーなど専門家に相談することもひとつの手段です。

お互いのお小遣いの使い道に口を出さない

一番大切なことは、お互いのお小遣いの使い道に干渉しないことです。日々がんばっている自分へのごほうびとして、楽しく自由に使いましょう。