2019年版・住まいの実態調査【大阪府編】住まいのこだわり

大阪府在住の方は便利な生活空間を重視

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東京と並ぶ日本の大都市である大阪府。瀬戸内海に面した盆地で、降水量が少なく真夏日の多いこの地域に住んでいる方々は、住まいに関してどのようなこだわりを持っているのでしょうか。

「将来はこんな家に住みたい」「ここを○○のようにリフォームしたい」など、住まいに対して思い描く理想は人それぞれではないでしょうか。一方で、「○○が壊れそう」「ずいぶん年季が入ってきた」など、今すぐリフォームしたい箇所もあるかと思います。

そこで、各都道府県の方々に住まいのこだわりや実現したいリフォーム、今すぐ改善したい箇所に関してアンケート調査を行いましたので、その結果を皆様にお届けしたいと思います。

今回は、大阪府に住んでいる30~60代の世帯主の男女を対象に実施した、アンケート結果とそこからわかったことをご紹介します。

1.狭い住空間を活かした間取りがお気に入り

まずは、「あなたが住まいに関してこだわりがあるところは何ですか?」と質問した回答をみていきましょう。

(戸建て)
1位:間取り   (44.2%)
2位:リビング  (30.8%)
3位:お風呂   (28.8%)
3位:キッチン  (28.8%)

(マンション)
1位:間取り   (44.2%)
2位:収納    (26.9%)
3位:キッチン  (25.0%)
3位:換気・通気性(25.0%)

今回のアンケートから、戸建てにお住まいの方、マンションにお住まいの方でこだわるポイントが少し異なることがわかりました。

戸建て、マンションの両方で1位となったのは間取りで、それぞれ4割以上の方が間取りにこだわりがあると答えています。一方、2位以下を見てみるとリビングやお風呂、収納、換気・通気性などさまざまな回答が見受けられます。

このことから、大阪府にお住まいの方は部屋の配置や空間の構成にこだわりを持っていることが伺えます。

大阪府は東京都に次ぐ経済の中心地として繁栄してきましたが、人が集まることで可住地面積1 km²あたりの人口密度が日本で2番目に高く、全国平均の約6倍も人が集まっています。そのため、大阪府では1戸あたりの住戸面積が狭く、限られたスペースを活かして快適な生活を送ろうとする方が多いのかもしれません。

2.大阪府在住の方の理想のリフォーム

次に、「あなたが住んでいる住まいを理想の住まいにリフォーム・リノベーションする場合、どこをどんな風に変えたいか詳しく教えてください。」と質問した回答をみていきましょう。

こちらは自由回答のため、抜粋したものをご紹介していきます。

個別リフォーム系の回答

(戸建て)

  • キッチンは狭いので、もう少し導線が動きやすくしたいです。トイレはだいぶ古いので新しくしたいです。
  • 断熱材をいれて、浴室をバリアフリーにしたい。トイレを広くしたい。

(マンション)

  • 収納スペースが少ないので、各部屋に収納箇所を設けたい。
  • 水回りが劣化しているので、一新して綺麗にしたい。

バリアフリー系の回答

(戸建て)

  • 高齢者でも安全に使用できる風呂場にしたい。
  • 高齢者が住み良い家。

(マンション)

  • 水回りを最新の設備にしたい。

全体リフォーム/リノベーション系の回答

(戸建て)

  • 和室を洋室に変更し、床の間をクローゼットにしたい。
  • 子供が3人いるけれど、部屋が足りないので部屋を増設したい。

(マンション)

  • 趣味の部屋を使いやすくしたり、リビングをゆったりくつろげるように壁紙にもこだわりたい。
  • 風通し・日当たりがよくなれば部屋の空気入れ替えなども積極的に行える。

3.過ごしやすい間取りや設備への変更ニーズが高い

ここまでは住まいに対するこだわりや理想のリフォームについてみてきましたが、5年以内にリフォームするとしたら、どういったリフォームを考えているのでしょうか。

そこで、「現在の住まいに対して5年以内にリフォーム・リノベーションなどで改善をしたい箇所はありますか?賃貸住宅にお住いの方は、仮に改善できるとしたらどこを改善したいかをお答えください。」と質問した結果とその回答理由を確認していきましょう。

(戸建て)
1位:キッチン(26.9%)
2位:トイレ (17.3%)
2位:お風呂 (17.3%)

(マンション)
1位:お風呂 (28.8%)
1位:キッチン(28.8%)
3位:トイレ (23.1%)

アンケートの結果、戸建て、マンションの両方でお風呂・トイレ・キッチンという水回りがTOP3となっていますが、回答の理由は次のようになっています。

(戸建て)
1位:住まいのいたみを直す、きれいにする    (46.7%)
2位:高齢期の生活の安全・安心や住みやすさの向上(16.7%)
2位:間取り、収納、設備などを使いやすくする  (16.7%)

(マンション)
1位:住まいのいたみを直す、きれいにする    (38.2%)
2位:間取り、収納、設備などを使いやすくする  (29.4%)
3位:住宅の維持管理をしやすくする       (11.8%)

使用頻度の高い水回りのリフォームニーズが高いことからもわかるように、戸建てとマンションの両方で「住まいのいたみを直す、きれいにする」という理由が1位となりました。これらは、大阪府に限った話ではなく、他の都道府県でも多く見られる傾向です。

しかし、その他にも間取りや収納、設備を変えて使いやすくしたいというニーズが強いのには、築年数の古い住宅が多いという背景があると考えられます。

経済の中心である大阪府では、戦後に不足した住宅を供給するために1951年に公営住宅制度が作られ、府営住宅が相次いで建設されました。その大半が1960~70年代に建てられており、今でも建て替えがされていない住宅も少なくありません。

高経年住宅では現代のライフスタイルに合わない間取りや設備が多く、今の生活に合わせてリフォームしたいと考える方が多いことが予想できます。

4.吹き抜けでくつろぎの空間を表現したリフォーム

大阪府在住の方に、住まいのこだわりや理想のリフォーム、直近5年でリフォームした箇所についてアンケートを取った結果をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

住まいに対してこだわりや住みたいと思う理想はありつつも、将来ではなく直近5年のように、現実的な設問になると今困っていることや利便性を求める方が多いようです。

実際、なにかが故障してから買い替えやリフォームを検討される方も少なくありません。

しかし、これから住み続けていく住まいでは、理想とする住まいの形を実現するために、まとめてリフォーム/リノベーションをしてしまった方が、トータルで見ると安くなるケースがほとんどであり、住みたいと思える家で暮らすことができます。

この機会に、改善したい個所ではなく、「どんな家に住みたいか?」を考えてみてはいかがでしょうか。

最後に、大阪府で理想の住まいを手に入れたS邸の事例をご紹介します。

ご夫婦でお住まいのSさんですが、2人で住むには広すぎるため間取りを変更したいと思い立ちリフォームを決意されました。間取りの変更の他、2階を抜いて吹き抜けにしたい、和モダンなデザインにしたいとの要望もお持ちです。

ご要望を叶えつつ、吹き抜けで広くなった部屋でも暖房効率をよくするために床暖房を設置するなど工夫をしながら、水まわり(トイレ、洗面)、居室(リビング・ダイニング)、その他(外構(庭)・バルコニー・エクステリア)など全面的にリフォームした事例になります。