新潟県在住の方で、住まいの不安や困りごとがある方は65.1%!

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日々暮らしていると、日常生活に追われて住まいの細々とした不満に目をつぶって生活している人は少なくありません。自分が住んでいる住まいが、意外に不便なこと、こうだったら良いな...と思うこともたくさんありますよね。

そこで今回、各都道府県の方々に住まいの不安や困りごとに関してのアンケート調査を行い、その結果を皆様にお届けしたいと思います。

今回は、新潟県に住んでいる30~60代の世帯主の男女を対象に、住まいの不安に関するアンケートを実施しました。その結果からわかったこと、住宅の不満を解消するリフォーム事例などをご紹介します。

1.新潟県在住の方の住まいの将来の不安や困りごと

新潟県在住の方は、住まいの将来に対してどの程度不安を抱えているのでしょうか。

まずは、「あなたの住まいで将来を考えた場合の不安、不満、困りごとを教えてください。」という質問の結果について見ていきましょう。住まいの将来に対して不安を抱えている方々の割合は次のようになりました。

住まいの将来に対して不安を抱えている方は、65.1%と全国的に見ても少ないことが特徴です。

ただ、不安や困りごとを掘り下げてみると、具体的に不安を感じているところはそれぞれ異なり、地域は同じでも住まいによって不満や困りごとは変わってくることもわかりました。特に、戸建て・マンションの建物種別では大きな違いがみられました。

次のデータは、戸建てとマンション・アパートに分けて、将来の不安や困りごとを調べた結果です。

戸建て
1位:断熱性がない(26.4%)
2位:浴室や浴槽が使いにくい(16.1%)
3位:玄関の段差(11.5%)
3位:リビング・キッチンが狭い(11.5%)

マンション・アパート
1位:部屋が狭い(26.3%)
1位:リビング・キッチンが狭い(26.3%)
3位:部屋数が少ない(21.1%)

戸建て住宅に住んでいる方では、「断熱性がない」「浴室や浴槽が使いにくい」「玄関の段差」「リビング・キッチンが狭い」という不安や困りごとが多かったのに対して、マンション・アパートに住んでいる方は、「部屋が狭い」「リビング・キッチンが狭い」「部屋数が少ない」がという不安や困りごとが多い結果となりました。

戸建てとマンション・アパートでは、「リビング・キッチンが狭い」という不安を除き、全く違う結果となっています。

2.アンケート結果からわかったこと

戸建てにお住いの方々の不安や困りごと

戸建て住宅に住んでいる方の不安や困りごとを見ると、断熱性に対する不安や困りごとが圧倒的に多い結果となりました。

冬の新潟県は、冬型の気圧配置の影響で曇りや雪(もしくは雨)の日が多くなり、気温が低くなるにつれ降雪頻度も増していきます。そのため、新潟県は全30市町村が豪雪地帯に指定され、その内18市町村が特別豪雪地帯とされています。

また、季節風などの影響により山雪が降ることも多く、山沿いでは最深積雪が3mを超える地域が広く分布しています。

ここで、「あなたの住んでいる地域で、住みづらい時期を教えてください。」という質問の回答を見てみましょう。

想像通り、1月と2月が最も住みづらいと感じている方が突出しています。

このように、冬場に住みづらいと感じる方は多く、その他の季節で住みづらさを感じている方はほとんどいない結果となりました。

やはり、断熱性に関する不安や困りごとは、寒さに対するものがほとんどのようです。

マンション・アパートにお住いの方々の不安や困りごと

一方、マンション・アパートに住んでいる方の不安や困りごとを見ると、部屋数の少なさや部屋の狭さが圧倒的に多いことが分かります。

マンション・アパートは、戸建てに比べると気密性が高いことから、断熱性に関しての不安や困りごとは少ない結果となりました。その分、構造上どうしても部屋数や部屋の広さが限られてしまうため、「部屋数が少ない」「部屋が狭い」という不安や困りごとが多くなったと考えられますが、この結果は新潟に限ったことではありません。

3.不満を解消した新潟県のリフォーム事例

リフォーム・リノベーションは、住まいの不満を解消するための1つの方法です。

住まいの不満を解消して住みやすく変えたケースとして、新潟県のリフォーム事例を紹介します。

【新潟県 K邸】

築年数40年の戸建て住宅でしたが、水まわり(キッチン、浴室・バス、トイレ、洗面)、外回り(外壁、外構・バルコニー・エクステリア、給湯機・太陽光発電)をリフォームした事例です。築年数が古くても住みやすい住まいに変えることができます。

4.住まいの不満をリフォーム・リノベーションで解消

リフォームには、台所・トイレ・浴室などの水まわり、玄関の収納など、気になる部分だけを行うものから、間取りなどを変更する大々的なものまで様々です。

予算や目的に応じて適切なリフォームを行うことで住まいの不満を解消できます。

例えば、大雪が降った際に住宅が雪の重さで倒壊してしまわないか心配であるならば、屋根全体または一部に電気や温水を用いた融雪システムを設置するだけで、積もった雪を溶かし、倒壊のリスクを低減することができます。

5.まとめ

今回は、新潟県特有の住まいの不安や困りごと、そうした不満を解消するリフォーム事例を紹介しました。

新潟県では、全市町村で降雪があり、豪雪地帯もしくは特別豪雪地帯に分類されており、そのことが住まいの不安や困りごとに大きく影響していました。

リフォーム事例のように、現在の住まいに不満を抱えている方は、リフォーム・リノベーションが不満を解消する1つの方法です。もし住まいに不満があったら、リフォーム・リノベーションを考えてみてはいかがでしょうか。