愛媛県在住の方で、住まいの不安や困りごとがある方は70.2%!

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日々暮らしていると、日常生活に追われて住まいの細々とした不満に目をつぶって生活している人は少なくありません。自分が住んでいる住まいが、意外に不便なこと、こうだったら良いな...と思うこともたくさんありますよね。

そこで今回、各都道府県の方々に住まいの不安や困りごとに関してのアンケート調査を行い、その結果を皆様にお届けしたいと思います。

今回は、愛媛県に住んでいる30~60代の世帯主の男女を対象に、住まいの不安に関するアンケートを実施しました。その結果からわかったこと、住宅の不満を解消するリフォーム事例などをご紹介します。

1.愛媛県在住の方の住まいの将来の不安や困りごと

愛媛県在住の方は、住まいの将来に対してどの程度不安を抱えているのでしょうか。

まずは、「あなたの住まいで将来を考えた場合の不安、不満、困りごとを教えてください。」という質問の結果について見ていきましょう。住まいの将来に対して不安を抱えている方々の割合は次のようになりました。

住まいの将来に対して不安を抱えている方は、70.2%と非常に多いことが特徴です。四国地方では唯一70%を超えており、多くの方が不安を抱えていることがわかります。

また、不安や困りごとを掘り下げてみると、具体的に不安を感じているところはそれぞれ異なり、地域は同じでも住まいによって不満や困りごとは変わってくることもわかりました。特に、戸建て・マンションの建物種別では大きな違いがみられました。

次のデータは、戸建てとマンション・アパートに分けて、将来の不安や困りごとを調べた結果です。

戸建て
1位:断熱性がない(26.5%)
2位:玄関の段差(22.9%)
2位:浴室や浴槽が使いにくい(22.9%)

マンション・アパート
1位:敷地内(外部)の段差(19.0%)
1位:エレベーターがない(19.0%)
1位:部屋が狭い(19.0%)
1位:浴室や浴槽が使いにくい(19.0%)
1位:家の中が暗い(19.0%)

戸建て住宅に住んでいる方では、「断熱性がない」「玄関の段差」「浴室や浴槽が使いにくい」という不安や困りごとが多かったのに対して、マンション・アパートに住んでいる方は、「敷地内(外部)の段差」「エレベーターがない」「部屋が狭い」「浴室や浴槽が使いにくい」「家の中が暗い」という不安や困りごとが同数で多い結果となり、戸建て住宅と比べると不安や困りごとにばらつきが見られるが結果となりました。

2.アンケート結果からわかったこと

戸建てにお住いの方々の不安や困りごと

戸建て住宅に住んでいる方の不安や困りごとを見ると、「断熱性がない」が最も多い結果となりました。これは、断熱性に不安を抱えている全ての県で見ても3番目に多い割合であり、非常に多くの方が断熱性に対して不安を感じていることが伺えます。

これには、愛媛県の地形とそれによる気候の違いが大きく影響していると考えられます。

愛媛県の北側は、瀬戸内海など海岸線で囲まれており、南側は西日本最高峰である石鎚山をはじめ標高の高い山々囲まれ、これらの山々から流れる河川の流域には平野や盆地が形成されています。

そのため、松山地方気象台によると、県内の年平均気温は16℃前後ですが、地域によって真夏日の日数が30日以上異なり、冬日に至っては80日以上の差が出ます。

実際に、「あなたの住んでいる地域で、住みづらい時期を教えてください。」と質問したところ、次のような回答が出ました。

8月が最も多い結果となりましたが、1月と2月の冬も同じぐらいの比率で住みづらいと感じている方が多く、夏場と冬場が同じくらい住みづらい地域だと言えるようです。

マンション・アパートにお住いの方々の不安や困りごと

一方、マンション・アパートに住んでいる方の不安や困りごとを見ると、敷地内(外部)の段差、エレベーターがない、部屋が狭い、浴室や浴槽が使いにくい、家の中が暗いが、同数で1位となりました。

部屋が狭い、浴室や浴槽が使いにくいなどは、マンション・アパートにお住いの方の困りごととして、全国的にも多かったのですが、家の中が暗い、エレベーターがないという困りごとが、上位にランクインすることは珍しい結果と言えます。

3.不満を解消した愛媛県のリフォーム事例

リフォーム・リノベーションは、住まいの不満を解消するための1つの方法です。

住みやすく変えたケースとして、愛媛県のリフォーム事例を紹介します。

【愛媛県 S邸】

築年数38年の戸建て住宅の水まわり(浴室・バス、洗面)、居室(リビング・ダイニング)をリフォームした事例です。築年数が古くても住みやすく変えることができます。

4.住まいの不満をリフォーム・リノベーションで解消

リフォームには、台所・トイレ・浴室などの水まわり、玄関の収納など、気になる部分だけを行うものから、間取りなどを変更する大々的なものまで様々です。

予算や目的に応じて適切なリフォームを行うことで住まいの不満を解消できます。

「住宅の断熱性を高めると夏は暑くなってしまうのではないか?」と考えている方も多いですが、気密性や通気性なども考慮した断熱リフォームを実施すると、冬は暖かく、夏は涼しい家にすることができます。

5.まとめ

今回は、愛媛県の住まいの不安や困りごと、そうした不満を解消するリフォーム事例を紹介しました。

愛媛県では、地域性の違いにより戸建てにお住まいの方は断熱性に対する要望が多い反面、基本的に断熱性に優れているマンション・アパートでは、不安や困りごとが大きく割れる結果となりました。

現在の住まいに不満を抱えている方は、事例のようにリフォーム・リノベーションが不満を解消する1つの方法です。将来の為に住まいのリフォーム・リノベーションを考えてみてはいかがでしょうか。