住まいの実態調査  住まいに関する不満と対処法

2019年版・住まいの実態調査【三重県編】 住まいに関する具体的な不満とその対処法

住まい研究所

F1が開催される鈴鹿サーキットをはじめ、忍者発祥の地と言われる伊賀エリアなど魅力あるスポットが数多く存在する三重県。お伊勢参りで有名な伊勢神宮あり、国内外から多くの参拝者が足を運ぶこの地域に住んでいる方々は、住まいに関してどのような不満を抱えているのでしょうか。

「あなたは自分の住まいに不満をもっていますか?」そう聞かれた時、あなたはどんな風に答えるでしょうか。

F1が開催される鈴鹿サーキットをはじめ、忍者発祥の地と言われる伊賀エリアなど魅力あるスポットが数多く存在する三重県。お伊勢参りで有名な伊勢神宮あり、国内外から多くの参拝者が足を運ぶこの地域に住んでいる方々は、住まいに関してどのような不満を抱えているのでしょうか。

そこで、当社は三重県に住んでいる30~60代の世帯主の男女を対象に、住まいに関する不満に関するアンケートを実施しました。その結果や全国で実施したアンケート結果を比較してわかったこと、住宅の不満解消のためのリフォーム事例などをご紹介します。

1.三重県の住まいに関する不満

まずは、三重県の住まいに関する不満を全国の結果と比較しながら見ていきましょう。

1-1.住まいに関する不満

まずは、三重県在住の方に「住まいに関する不満はありますか?」と質問した結果です。

非常に不満:19.8%
多少不満:34.9%

合計すると、住まいに不満のある方は、54.7%となりました。

次に、全国を対象としたデータを見てみましょう。平成25年に国土交通省が全国に対して実施した「住生活総合調査結果」の「住宅及び居住環境に対する総合的な評価」の結果です。

非常に不満:3.3%
多少不満:18.8%

合計すると、22.1%となっています。

実施した時期は違いますが、全国と比較すると三重県在住の方の住まいに対する不満は倍以上という結果となりました。

1-2.住まいに関する具体的な不満

次は具体的な不満を見ていきましょう。

三重県在住の方に「住まいに関する具体的な不満は何ですか?」と質問した結果です。

1位:台所、トイレ、浴室などの使いやすさ、広さ(50.0%)
2位:住宅の広さや間取り(43.1%)
2位:収納の多さ、使いやすさ(41.4%)

次いで「地震時の住宅の安全性」「住宅の断熱性や気密性」が34.5%、「冷暖房などの省エネルギー性」が29.3%と高い割合を示しています。

一方、全国の「住宅の個別要素に対する不満率」のアンケート結果です。

1位:高齢者への配慮(53.5%)
2位:地震時の住宅の安全性(48.6%)
3位:冷暖房などの省エネルギー性(46.7%)

次いで「住宅のいたみの少なさ」「住宅の断熱性や気密性」「住宅の防犯性」となっています。

この結果から、全国では快適性や安全性への不満が高いですが、三重県ではそれに加え、水まわりにも不満を持つ人が多いことがわかりました。

2.三重県在住の方の住まいの不満とは

全国調査と比較して、三重県では「収納の多さ、使いやすさ」「住宅の広さや間取り」「台所、トイレ、浴室などの使いやすさ、広さ」の3つが特有の不満として挙がっていることがわかりました。

まず、「住宅の広さや間取り」については、三重県特有の地形が不満の要因の1つになっていると考えられます。三重県は、四日市市や津市、桑名市、鈴鹿市、松阪市、伊勢市などのある伊勢平野に人口の大半が集中しています。

これらの都市部の地価は首都圏と比べて安価であり、一見広い敷地を確保しやすいと思われがちですが、建売住宅が集中しており、市街地では、広さや間取りの自由度が高い注文住宅を建てられる敷地が限られているという現実があります。

また、「収納の多さ、使いやすさ」「台所、トイレ、浴室などの使いやすさ、広さ」の2つの不満の高さに関しては、四日市市などに通勤者向けのベッドタウンにおいて、古い住宅が少なくないことが背景にあると推測されます。

高度経済成長期後、四日市市に石油化学系の企業が進出し、大規模な商工業都市に発展した頃から、四日市市やもとより発展していた名古屋へのアクセスが良好な桑名市、亀山市、いなべ市などで宅地が進み、それらに勤める人のためのベッドタウンが形成されました。

これらのベッドタウンでは進出企業の業績好調などもあって、現在も宅地開発が活発化していますが、初期に整備された住宅はすでにかなりの築年数が経過しており、老朽化に伴う設備などへの不満が多いというのもうなずけます。

3.不満を解消した三重県のリフォーム事例

リフォーム・リノベーションは、住まいの不満を解消するための1つの方法です。

住まいの不満を解消して住みやすい住まいに変えたケースとして、三重県のリフォーム事例を紹介します。

【三重県 O邸】

築年数35年の戸建て住宅でしたが、水まわり(キッチン、浴室・バス、トイレ、洗面)、居間(リビング・ダイニング、和室)、外まわり(外壁)、その他(玄関・ホール、収納)をリフォームした事例です。築年数が古くても住みやすい住まいに変えることができます。

4.住まいの不満をリフォーム・リノベーションで解消

リフォームには、台所・トイレ・浴室などの水まわり、玄関の収納など、気になる部分だけを行うものから、間取りなどを変更する大々的なものまで様々です。

予算や目的に応じて適切なリフォームを行うことで住まいの不満を解消することができます。

例えば、住宅の延床面積が少なく広さを確保できない場合は、DIYで壁や天井の色を白やベージュなどのペールトーンに塗り替えて開放感を演出したり、階段の間仕切り壁を、リノベーションでFIXガラスに変えるといった工夫で部屋を広く見せることができます。

ただし、住宅を広く見せるリフォーム・リノベーションはその手法も多数あり、自分1人では判断に困る部分も出てくるかと思います。そのため、信頼できる人に相談し、時間をかけて準備していくと失敗のリスクを大幅に減らすことができます。

5.まとめ

今回は、全国と比較しながら三重県特有の住まいの不満とそうした不満を解消したリフォーム事例を紹介しました。

三重県では、ベッドタウンの老朽化や市街地での敷地の確保の難しさなどもあって、住宅の間取りや水まわり、収納に対して不満が多いことがわかりました。

リフォーム事例のように、現在の住まいに不満を抱えている方は、リフォーム・リノベーションが不満を解消する1つの方法です。もし住まいに不満があったら、リフォーム・リノベーションを考えてみてはいかがでしょうか。

参考サイト

参考サイト1:みえの家づくり『三重県で新築を建てたい人、必見の最新新築住宅事情』
https://mienoie.net/mieshinchiku/

参考サイト2:東新住建『歴史的な政治経済の重要な要!三重県北エリアの特徴【桑名市・四日市市】』
https://www.toshinjyuken.co.jp/aichi_nagoya/?p=221

参考サイト3:三重キャリアベース『ベッドタウン:桑名市に住むメリット』
http://mie-career-base.com/2019/02/18/%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%BF%E3%82%A6%E3%83%B3%EF%BC%9A%E6%A1%91%E5%90%8D%E5%B8%82%E3%81%AB%E4%BD%8F%E3%82%80%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%88/

参照サイト

国土交通省“平成25年住生活総合調査結果”[① 住宅及び居住環境に対する総合的な評価(p.29)]の一部を抜粋.国土交通省.2015.9.30.
http://www.mlit.go.jp/common/001104812.pdf、(参照2019-03-25).