なるほど!暮らしと住まいの知恵袋

これで解決!窓サッシのお掃除方法のコツ

なるほど!暮らしと住まいの知恵袋

なるほど! 暮らしと住まいの知恵袋

【監修】伊藤璃帆子 (Rihoko ITOH)

窓拭きは定期的にするけれど、窓サッシまではなかなか手が行き届かないという方は多いと思います。しかし、窓サッシは常に雨風にさらされているため、土などの汚れが日々溜まってしまい、放置するとカビや雑菌が繁殖してしまうこともあります。そこで今回は、効率的なサッシのお手入れ方法や、最適なお掃除のタイミングについてご紹介します。

サッシにつく汚れの原因

窓辺は、家の中でも特に湿気がたまりやすい場所のひとつ。ホコリやキッチンからの油分、タバコのヤニがなどによって汚れた湿気が結露となり、水滴とともにサッシに汚れを蓄積していきます。
また、外の空気は、車の排気ガスや土砂、花粉など、あらゆる汚れを含んでおり、それらがサッシに積み重なっています。さらに、窓ガラスの掃除のときなどに流れ落ちた水分や洗剤カスが混合汚れとなり、放置しておくと雑菌やカビのすみかになってしまうことがあります。

窓辺のお掃除に最適な日とは?

窓周辺のお手入れは、天候や季節に応じて行うことが重要です。効率を考えると、窓ガラスをお掃除するタイミングで窓サッシもお手入れするのが良いでしょう。冒頭でも触れましたが「サッシの掃除まで手が回らない」という方も、効率的なお手入れ方法を知ると、窓掃除のついでにサッシも簡単にきれいにすることができます。

1.窓掃除に最適なのはいつ?

雨期を避けるのはもちろんですが、気温が高く、水分が蒸発しやすい真夏は、窓ガラスに水滴のあとが残りやすいため、おすすめできません。また、晴れた日に、窓辺の汚れが目についてお掃除に取りかかる方が多いでしょう。しかし、窓掃除をするベストなお天気は、晴れより曇りの日だといわれています。曇りの日は、晴れの日と比べて湿度が高いため、汚れが柔らかく落ちやすくなるのです。晴れていると、日光の熱により汚れが乾燥して落としづらくなります。窓ガラスもまとめてお手入れを行う場合、日光にガラスが反射し、肝心の汚れが見えづらくなってしまいます。これらの理由から、窓まわりのお手入れは、曇りの日に行うのがおすすめです。

2.窓サッシの汚れは、窓ガラスを掃除する前に取る

窓ガラスを掃除したあとの仕上げとしてサッシの掃除に取り掛かりがちですが、まずはサッシにたまったホコリやゴミを取り除くことから始めましょう。窓ガラスをお掃除したあとは、水分や洗剤がサッシの溝に流れてしまい、汚れがベトついて取り除きづらくなるからです。
サッシが乾いているうちに、掃除機や乾いた布などであらかじめ汚れを取っておき、それから窓ガラスの掃除を始めます。最後に、サッシを拭き掃除すると、簡単にきれいになります。

窓サッシの簡単なお掃除方法

窓サッシのお手入れを毎日するのは大変ですが、軽いお手入れは月に1度、徹底掃除は年に1度と決めてしまえば、いつでもきれいな状態をキープできます。
横引き窓は片開きにして、片方ずつお手入れを行いましょう。以下の手軽な方法なら、季節を気にせず行う事ができます。ただし、掃除機を使うため、サッシが濡れている場合は避けましょう。

【準備するもの】

  • ゴム手袋(新聞紙を使用するので、インクで手が汚れないため)
  • 掃除機(すきまノズルがあると便利です)
  • 新聞紙
  • 水 (180センチのサッシに対して、コップ一杯程度) をバケツに用意

【お手入れ方法】

  1. サッシに溜まった、砂やゴミなどを掃除機で吸い取る。窓拭きをするならこのあとに。
  2. 新聞紙1枚を半分に切り、手のひら程度の大きさに破けない程度にくしゃくしゃに丸めて水に浸す。全体に水分が行き渡ったら、余計な水分を絞る。
  3. 水を含んだ新聞紙でサッシやレールの溝の汚れを拭き取る。
  4. 拭き方のコツ
    レールの角に合わせて新聞紙を押し当てます。紙なのでピッタリと角に合わせることができます。その状態でレールに沿って、新聞紙をこすりつけ拭き取ります。新聞紙が裂けてしまったら新しいものに交換しましょう。
  5. 丸めた新聞紙で乾拭きする。

これで、簡単なお手入れは完了です。
洗剤を使わないこの方法なら、サッシの素材(アルミサッシ、樹脂サッシ、複合サッシ)を気にせずお手入れすることができます。

窓サッシの念入りお掃除方法

続いて、拭き取りだけでは落とせない蓄積汚れのお掃除方法をご紹介します。年に1度のペースでしっかりお手入れしておきましょう。
サッシの種類には、アルミ、樹脂、アルミと樹脂の複合などがありますが、これらの素材は、酸素系、塩素系、カビ取り用洗剤や漂白剤といったアルカリ性の洗剤との相性が悪く、洗剤の成分がサッシを腐食し、溶かして変形させてしまうこともあります。サッシのお手入れには洗剤を使わないことが基本です。

【準備するもの】

  • ゴム手袋
  • 掃除機(すきまノズルがあると、便利です。)
  • サッシ用のブラシ、または使い古しの歯ブラシ
  • つまようじ
  • 古布
  • 柔らかいスポンジ
  • ぬるま湯

【お手入れ方法】

  1. 固まった汚れ、泥を掻き出す。
  2. まずは、頑固な汚れや隙間に入り込んだ汚れをブラシやつまようじなどで、ていねいに掻き出します。ある程度取り除いたら、掃除機で吸い取ります。
  3. 古布やスポンジで水拭きをする。
  4. 水よりもぬるま湯を使う方が、こびり付いた汚れが浮き上がり落としやすくなります。古布やスポンジにぬるま湯を含ませ、汚れを拭き取っていきましょう。スポンジで強くこすると、サッシに傷をつけてしまう可能性があります。しつこい汚れやカビは、数回に分けていねいに拭き取りましょう。
  5. サッシ全体を乾拭きする。
  6. きれいな布などでしっかり乾拭きします。拭き残しがあるとカビの原因になるため、ていねいに行いましょう。
  7. 仕上げは、しっかり乾燥。
  8. しばらく窓を開けて、サッシをしっかり乾燥させましょう。水分が残っているとカビの原因になります。

窓サッシにカビが生えてしまったら

結露時にもっとも水滴がたまる箇所は、サッシと窓ガラスを固定しているゴムパッキンです。結露を放置してしまうと、カビが生えてしまうことがあります。そこでサッシを傷めずに、ゴムパッキンについたカビを除去する方法をご紹介します。

【サッシに相性がいい洗剤とは】
サッシを傷めず、カビの除去と防止になるお手入れ方法をご紹介します。
家庭にあるもので簡単にできるので、挑戦してみましょう。

【準備するもの】

  • ゴム手袋
  • プラスチック容器(ペットボトルやプリン等の容器でも代用可能です)
  • 割り箸(割らずに使用します)
  • 片栗粉
  • キッチン用漂白剤
  • 古布

【お手入れ方法】

  1. プラスチック容器に、片栗粉大さじ1、漂白剤大さじ1を入れて、ペースト状になるまで、割り箸でよく混ぜ合わせる。
  2. ゴムパッキンのカビ部分にペーストを割り箸で少量ずつしっかり塗っていく。
  3. ペーストをカビに浸透させるため、10分程度放置する。
  4. 古布で、ペーストをていねいに拭き取る。
  5. ※10分以上放置すると、ゴムパッキンの劣化に繋がります。1度で落としきれなかった頑固なカビは、2、3日あけて数回に分けて落としていきましょう。

天気を味方にして、効率よくお掃除しましょう

少し面倒な窓辺のお掃除ですが、すっきり清潔になった窓はやはり気持ちの良いものです。日ごろから簡単なお手入れをしておくと、年末の大掃除に慌てることも少なくなり、結果的に家事が楽になると思います。
ただし、窓辺のお掃除に無理は禁物です。はめ窓(光窓)や天窓などの開閉ができない窓や手の届かない箇所などは、無理せずハウスクリーニングにおまかせすると良いでしょう。

監修

伊藤璃帆子 (Rihoko ITOH)

美術家。東京都在住。
編集、執筆、写真撮影、イラスト、フードスタイリング等を手がける。
日常使いのアイテムをちょっと良いものに変えてみませんか。
暮らしや家事にまつわるアイデアを厳選してご紹介していきたいと思っています。