暮らしに役立つテーブルコーディネート第3回目

"暮らしの達人"にインタビュー! 初心者でも"センスが良い"と思われるテーブルコーディネートのコツ

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テーブルコーディネートのセンスの磨き方について教えていただきました。

この記事の監修

山本侑貴子

株式会社dining&style代表。趣味で始めた料理やおもてなしが評判となり、1999年テーブルコーディネイトの楽しさを伝える「dining&style」を自宅でスタート。店舗プロデュース、商品開発、イベントディスプレイなどのスタイリングを手掛けるほか、雑誌やTVで活躍中。

株式会社dining&style

冬のコーディネート①クロスの選び方

――――今日のテーブルクロスはとても素敵な柄入りのものですね。選び方にコツがありますか?

山本さん

「テーブルクロスは冬らしい柄を選んでみました。雪が積もった森と動物たち。可愛らしいですよね。海外の生地には、こういった素敵なものが豊富にあります。季節の柄は合わせる小物のヒントにもなりますよ。ベースは白ですから、どんな食器にも合わせやすいです。
日本のご家庭のほとんどがテーブルクロスではなくランチョンマットを選んでいるのですが、私がおすすめしたいのはテーブルクロスです。普段使いならランチョンマットも悪くないですが、お客様が来る日などだけはテーブルクロスにすると、格段に見栄えが良くなります」

ランチョンマットは日常的なイメージがあります

冬のコーディネート②食器の選び方

――――食器の選び方のコツがあったら教えてください。

山本さん

「初めは無彩色(白、黒、グレーなど)のものを集めるようにします。お料理が鮮やかに見えますし、コーディネートもしやすいです。色が入ったものは目を引くものも多いのですが、ほかのアイテムやお料理に合わせにくいのが難点です。このお皿(中央、柄入り)もお気に入り。柄のお皿ってなかなか使いづらいものなのですが、無彩色のものを選ぶとこのように他のお皿と組み合わせてもまとまりがでます。基本はシンプルなものを人数分揃えてください」

――――お皿などの食器はどこで購入されるのですか?

山本さん

「旅行先で作家ものを購入することもありますが、普段は百貨店が多いです。IKEAなどの食器もありますが、良いものを揃えることをおすすめしています。上質な食器は一生ものです。私もこの仕事をスタートしたときは、食器に投資しました。とくに白いお皿は上質なものを選ぶと差が出ます。ただし、初めからすべて高価な食器を揃える必要はありません。少しずつ、おもてなし用の素敵な食器を増やしていけば良いですね」

冬のコーディネート③季節のものを取り入れる

――――季節を演出するポイントはありますか?

山本さん

「小物やお料理に、その時々のものを取り入れると喜ばれます。冬といえば、クリスマスなどで街中がキラキラと輝くシーズンです。テーブルにも冬らしさを演出してみてください。今日のコーディネートは全体的にモノトーンで統一しました。中央に白塗りの木の枝、キャンドルやライト、クリスマスツリーのオーナメント(装飾品)を。自然のものがあると、お外で食事しているみたいで楽しいでしょう。ディナーのテーブルコーディネートには、ぜひキャンドルを取り入れてほしいです。ライトの光がオーナメントやグラスに反射して、キラキラと輝くので食卓が華やぎますよ。キャンドルスタンドや花瓶も無彩色のものを選ぶとまとまりが出しやすくなります」

冬のコーディネート④ナプキンの折り方

今日のコーディネートで印象的なのは、布ナプキンの折り方です。日本のご家庭の約95%が布ではなく紙ナプキンを使っていますが、布のものを使うだけで見栄えが格段に上がります。「いろいろな降り方があるので、楽しめますよ」と山本さん。
素敵なホルダーに通してプレートの上に載せるだけで、コーディネートが本格的に見えます。
山本さんに、誰でもできる簡単なナプキンの折り方をレクチャしてもらいました。

<簡単!テーブルナプキンの折り方>

①対角線上で折ったナプキンを、ヒダができるように三つ折り込む。

②ホルダーにナプキンを通す。

③ヒダの形を整える。

④プレートの上に載せて完成。

テーブルコーディネートでゆとりある生活を

山本さん

「お料理やテーブルコーディネートは時間も手間もかかるものではありますが、もっとおおらかな気持ちを持ってほしいです。忙しいだとか、面倒だとか考えると、何もできなくなってしまいますから。エネルギーがいることではありますが、楽しんで実践することが一番です。
何でも良いので、テーマを決めてコーディネートしてみてください。ワインのあるテーブル。旅行の思い出として、現地で買ったお皿に小物を添える。好きな映画のワンシーンを真似てみる。そういった身近なテーマも楽しいですよ。お正月、誕生日、記念日など、特別なコーディネートをする機会はたくさんありますし、ご家族が一番喜んでくれるのではないでしょうか。
テーブルコーディネートは一部の人の楽しみのように思われがちですが、どんなご家庭でも取り入れられることです。多くの方が気軽に取り組めて食空間をより楽しんでもらえる方法を伝えていきたいです」