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くらしの豆知識

第一回 ガンコな汚れが気になる、キッチン・水まわりの掃除のコツをご紹介

【監修】伊藤璃帆子(Rihoko ITOH)

水まわりのお掃除は、毎日こまめに行っていますか?
汚れを長時間放置しておくと、簡単に落ちなくなってしまうことがあります。できるだけ早めに汚れを取り除くことがベストですが、日々の忙しさからこまめな掃除ができないという方が多いのではないでしょうか。

今回は、日々の簡単なお手入れ方法をご紹介するほか、忙しくてお掃除に手が回らない方向けに便利なクリーニングサービスをご紹介します。
水まわりの中でも特に汚れやすいキッチンは、口に入れるものを扱う場所ですから清潔さを保ちたいものです。これから気温が高くなります。食中毒を防止するためにも正しい掃除方法でスッキリさせておきましょう。

◆キッチン汚れの種類に合わせて洗剤と掃除方法を使い分けましょう!

油汚れ、雑菌、水垢など、キッチンの汚れにはいくつか種類があります。ですので、それぞれの特性を把握し、効果的な道具や洗剤を使い分ける必要があります。
油など酸性の汚れに対しアルカリ性の洗剤、水垢などアルカリ性の汚れに対し酸性の洗剤、排水口や三角コーナーの雑菌汚れには除菌漂白剤、というように汚れのタイプ別に洗剤を使い分けるようにすると効果的です。また、食品を扱う場所ですから、安全性の高い重曹やクエン酸を活用したい方も、酸とアルカリの特性で使い分けしてみましょう。

◆コンロや換気扇などのガンコな油汚れにはアルカリ性の洗剤を

キッチンで一番落としづらいのが油汚れです。壁面や換気扇などのベトつきは、空気中に舞った油分が付着したもの。それがホコリと混ざって酸化していくと、あっという間にガンコなベトベト汚れになります。油汚れは酸化が進むと落ちづらいので、放置せずにこまめに拭き取るようにしましょう。とはいえ、お料理中に化学洗剤を使うのは気が進みませんよね。そういったときに便利なのが重曹・セスキ炭酸ソーダなどのアルカリ性商品。特におすすめなのが重曹よりも水に溶けやすい『セスキ炭酸ソーダ』です。
作り方は簡単! セスキ炭酸ソーダをスプレーボトルに入れ、パッケージに記載された分量の水で溶かします。このスプレーが一本あれば、お料理中でも気兼ねなく油汚れを拭き取ることができますよ。

場所

汚れの種類

キレイにする方法

レンジフード・壁

油汚れ

使用後、セスキ炭酸ソーダ水で拭取り

換気扇

油・埃の混合汚れ

週1回、セスキ炭酸ソーダ水で拭取り

コンロ

油汚れ・焦げ付き

汚れが目立ったとき、重曹で磨き洗い

◆電子レンジには、レモンとレモン汁を入れ、レンジでチン!

油汚れなどの酸性汚れの中でも、使った後に掃除をし忘れがちなのが電子レンジです。市販されている電子レンジ専用の掃除道具やクエン酸、重曹などを活用するのも良いですが、裏技として一番手軽なのは、余ったレモンを活用する方法。アルカリ性のレモンは油汚れにも効果的です。

耐熱容器に水1/2カップとレモン汁、絞ったあとのレモンを入れ、レンジで3分ほど温めたあとは、十分に放置して蒸らします。その後、拭き取りするだけです。
食品の飛び散りなどの汚れをそのままにしておくと匂いやトラブルの原因になります。汚れが落ちづらくなる前に定期的に掃除しましょう。

◆落としづらくなった汚れには時間+浸透が効く!

時間が経った頑固な油汚れを落とす際には、まず表面のゴミや油汚れを除去することから始め、次に固まった汚れ部分に適切な洗剤がよく浸透するように段階を踏むと落としやすくなります。最初から金属ベラでガリガリ! なんて力技は設備の傷の原因になりますから避けるようにしましょう。

場所

汚れの種類

キレイにする方法

コンロ

油・焦げ付き

重曹水で浸け置き+金タワシ

放置した換気扇・ベトベト壁

油・埃の混合汚れ

セスキ水などをキッチンペーパーに含ませパック

◆雑菌やカビが繁殖しやすいシンクは定期的に除菌漂白を

シンク内の排水溝や三角コーナー付近はヌメリや黒ずみが発生しやすい部分ですね。このヌメリの正体は細菌やカビ、油です。食品カスや流しきれなかった油が雑菌のエサになり繁殖します。シンクを使った後は、ゴミや汚れをきれいに取り除いて洗浄します。週に一回の頻度で除菌漂白をすると、より効果的です。
また、シンク内に缶などを放置すると『もらい錆び』という現象がおきることがあります。ステンレスは錆びづらいといわれますが、他の金属から錆びをもらってしまうと落ちづらくなってしまいますので、錆びが発生したらこすり洗いが必要です。

場所

汚れの種類

キレイにする方法

シンク内の排水口

雑菌・カビ

除菌漂白剤をスプレー

もらい錆び

錆び

クリームクレンザー+メラミンスポンジでこすり洗い

◆水垢などのアルカリ汚れには酸性の洗剤を

ステンレスのシンクや調理台は、水垢で白っぽく曇ってしまうことがあります。このような汚れは水道水に含まれるミネラル成分や石鹸カスが残ってしまっている証拠です。早いうちに磨けば簡単に落ちますが、放置するとどんどん固くなっていくので要注意。
水垢はアルカリ性なので、クエン酸など酸性の洗剤が効果的です。『クエン酸』をパッケージ記載の分量で水に溶かし、スプレーボトルに入れてスプレーしてキッチンペーパーでサッと拭き取るだけでも簡単にお手入れができます。
放置すると、どんどん固くなって落ちにくくなるので、早めに酸性の洗剤で磨き洗いしましょう。水垢がたまるのを予防するには、使用後の水分をしっかり拭き取り乾燥させることが大切です。

◆仕上げの『乾燥』をお忘れなく!

汚れの違いを分別し、効果的な洗剤を選ぶ。このひと手間で驚くほどキレイになることはおわかりいただけたと思いますが、汚れを落としてピカピカになったのでもう安心! ということではなく、さらにもうひと手間かけて、フィニッシュしてしまいましょう。そのひと手間とは、『乾燥』です。
調理師などのプロフェッショナルが調理場清掃で最後に行うのが、除菌した後の自然乾燥です。スポンジなどの道具類、排水溝内のバスケットに雑菌が繁殖するのを防ぐために、ご家庭でもぜひ乾燥までを掃除工程に入れていただきたいのです。
夕食後のお掃除が済んだあと、スポンジや排水溝バスケット、三角コーナーなども、しっかり水切りして翌朝まで乾かしておきます。シンク内を乾拭きすることにより、水垢の防止にもなります。
乾燥させると雑菌の繁殖が最小限に抑えられ、日々のお掃除がさらに楽になりますよ。

◆忙しい方はプロにお任せ!

キッチンの掃除のコツは、ガンコ汚れになる前にマメに掃除することですが、忙しくてこまめに掃除できない方が多いのが現実ですよね。
そこで、溜まってしまった汚れを一掃したいときにおすすめなプロのキッチンクリーニングをご紹介します。
ダスキンのキッチンクリーニングを例に見ていきましょう。

DUSKINのキッチンクリーニング

放置して落としづらくなった汚れもプロの技で一気にきれいにピカピカ。充実したオプションも魅力的。掃除しづらい食器棚やコーヒーメーカーまできれいにしてもらえます!
お忙しい方はもちろん、大掃除などで活用するのはいかがでしょうか。

監修

伊藤璃帆子(Rihoko ITOH)

美術家。東京都在住。
編集、執筆、写真撮影、イラスト、フードスタイリング等を手がける。
日常使いのアイテムをちょっと良いものに変えてみませんか。
暮らしや家事にまつわるアイデアを厳選してご紹介していきたいと思っています。