顔のたるみの原因と予防するための食事法・猫背矯正・スキンケア他

50代に最適なメイク方法

原因別に適切な対策を行って、たるみ感をスッキリさせましょう

【監修】三島ミコ

「あら......? 私の顔って、こんなにたるんでいたかしら?」
ふと鏡を見たとき、"顔のたるみ"が気になることはありませんか。放置しておくと、どんどん加速しそうで、嫌な気持ちになりますよね。
顔のたるみは老化現象のひとつですが、ひどくなる背景にはさまざまな原因があります。

原因別に適切な対策を行えば、たるみ感をスッキリさせることは可能です。今すぐできる方法をご紹介しますので、ぜひ今日から取り組んでみてくださいね。

顔のたるみの原因とは? 5つのチェックポイント

まずは顔のたるみの原因から解説します。
思い当たることがないかチェックしながら、読み進めてみてください。

①猫背の姿勢

まずチェックしてほしいのが「姿勢」です。今このページを読みながらも、あごが前に出て猫背になっていませんか?

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「猫背は美容に良くない」というイメージがありますが、具体的になぜ良くないのでしょうか。
それは、私たちの全身は一枚の皮でつながっており、筋肉や組織もまたつながっているからです。ですから、猫背の姿勢であごがからだの前に突き出た状態になると、顔の下に筋肉が引っ張られ、結果、たるみが出てしまうのです。
顔のたるみケアをいくらがんばったとしても、猫背になっていては台なしです。

猫背によって顔の筋肉(表情筋)が下へ引っ張られると顔がたるむことは前述の通りです。さらに"表情筋自体の衰え"によっても、たるみは加速します。からだの中に「形が変わってきたな......」と感じる部位はありませんか。たとえば"バスト"や"お尻"の位置が下がって、たるんでしまうことがあります。

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その大きな原因は、バストやお尻を支える"筋肉の衰え"。同様に顔の表情筋が衰えれば、頬やあごの位置が下がって、顔のたるみとなるのです。

③肌の弾力不足

赤ちゃんのほっぺたを指でそっと押すと、すぐにはね返ってきます。たるみとは無縁で、ピチピチとしていますよね。

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このピチピチ感の正体は、肌内部の"弾力"です。
弾力のカギを握るのは、肌の奥にある「真皮」。真皮には、「ヒアルロン酸」「コラーゲン」「エラスチン」が存在しています。

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加齢によってこれらの量が減ると、肌の弾力が失われて顔のたるみの原因となるのです。

④太りすぎ

太りすぎによって表情筋が支えきれない脂肪がついてしまった場合にも、顔がたるんできます。特にたるみが出やすいのは、あごの下です。「二重あごが気になる......」と思ったら、気付かないうちに体重が増えていないか、注意が必要です。

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⑤痩せすぎ

逆に痩せすぎている場合にも顔にたるみが出ます。痩せすぎによるたるみが特に出やすいのは、ほうれい線です。「頬の下あたりのたるみがひどくなった」と思ったら、痩せすぎていないか注意が必要です。特に急激に痩せた場合は、今まで脂肪を覆っていた皮膚が余ってしまい、たるみが目立ちやすくなります。

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今すぐできる顔のたるみ対策

顔のたるみの原因がわかったところで、さっそく顔のたるみ対策を行っていきましょう。

①猫背をケアするストレッチ

猫背は日々の習慣の積み重ねから悪化していきます。解消するには、対策も日々の積み重ねが大切。1日1回、猫背をケアするストレッチを行いましょう。

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<猫背をケアするストレッチ(ヨガの子犬伸ばしのポーズ)>

  1. 四つんばいから、肩の真下にひじをつきます。
  2. 息を吐きながら両手を少しずつ前に伸ばして脇を伸ばし、額を床につけます。
  3. そのまま30秒ほど深呼吸を繰り返し、ゆっくりと①に戻ります。

これは、犬や猫が行っているのをよく見かける"伸び"のポーズです。丸まりやすい背中が気持ち良く伸びるストレッチ感が味わえます。ぜひ毎日の習慣にしてみてください。

②表情筋を鍛えるトレーニング

"二重あご"や"ほうれい線"が気になる口まわりの筋肉を、一気にトレーニングできる簡単な方法があります。それは「尖らせた唇を思いっきり前に突き出す」というもの。
「えっ、それだけで良いの?」と思われるかもしれませんが、本当にこれだけでOKなのです。しっかりやると筋肉痛になる人もいるくらい口まわりの筋肉に刺激が入ります。

コツは「これ以上、もう力が入らない!」というほど、強く力を入れること。10秒キープ×3回を1セットとし、1日に何度でも気付いたときに行ってください。
冬場や花粉症の季節などマスクをしているときなら、外出中にもマスクの中でトレーニングしてしまいましょう。

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③タンパク質を重視した食生活

「筋トレの後にはプロテインを飲む」のと同じように、表情筋トレーニングの後にもタンパク質を積極的に取りましょう。タンパク質は、肉類(鶏肉、豚肉、牛肉)や魚、卵、大豆製品に多く含まれています。

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タンパク質は表情筋のキープだけでなく、肌の弾力不足のケアにも役立ちます。肌の弾力にとって重要なコラーゲンやエラスチンは、タンパク質でできているからです。たるみのない若々しい印象を維持するために、タンパク質は欠かせない栄養素といえます。

④弾力アップのスキンケア

スキンケアは肌の弾力アップを重視した内容に変えましょう。基礎化粧品は"リフトケア"ができるアイテムを選びます。
簡単な見分け方として、「リフトクリーム」「リフトエッセンス」など商品名に"リフト"と付くアイテムはリフトケアに重きを置いています。さまざまな化粧品ブランドから発売されていますので、肌に合うものを探してみてください。
配合成分のおすすめは、下記の4つです。

成分名

働き

①コラーゲン

肌の弾力性を作り出す

②エラスチン

コラーゲンを支える

③ヒアルロン酸

コラーゲンを良好な状態に維持する

④ビタミンC

コラーゲンの生成を促進する

化粧品を肌に塗るときには、「下から上へ」リフトアップさせる方向に指を動かせば、リフトアップマッサージ効果も期待できます。

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⑤適正体重をキープする工夫

適正体重を保つことは、顔のたるみ対策をするために大切なポイントです。太りすぎることも痩せすぎることも、若々しさを損なう一因になってしまいます。
ところで、最後に体重を量ったのは、いつでしょうか。「そういえば、昨年の健康診断以来まったく量っていないわ......」なんて人もいるかもしれませんね。

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実は、適正体重をキープするために効果的な方法は「毎日、体重計に乗る」こと。起床時やお風呂上がり、就寝前など、毎日同じタイミングで量り続けることで、体重が気付かないうちに増減することを防ぎます。体重が増えすぎたとき、または減りすぎたときには、食事量や運動を調整して早めに対処していきましょう。 ただし、極端に食事量を減らしたり特定食品のみを摂取したりする"偏ったダイエット"は控えてください。50代以降の女性にとっては、食物繊維不足による便秘、カルシウムやビタミンD不足による骨粗しょう症、鉄分不足による貧血などのリスクが高くなります。いろいろな食材をバランスよく食べることが大切です。

顔のたるみが取れると気分もスッキリ

からだとこころの状態をじっくり観察してみると、不思議と連動していると気付くことがあります。無意識の姿勢やからだの使い方には、私たちの感情の在り方が表れているのかもしれません。その逆もまたしかり。どうしてもこころが痛くて立ち上がれないとき、足の裏で大地を踏みしめ空を見上げれば、どこからか力が湧き上がってくることがあります。

顔のたるみをスッキリさせれば、なんとなくふさぎがちだった気分スッキリしてくることでしょう。足取りがふと軽くなったら、新しいことを始めてみませんか。さっぱりと明るい空気に包まれて。

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監修

三島ミコ

美容ライター

化粧品会社で10年にわたり商品開発などに従事。美容を通じて自分と向き合い心豊かな暮らしを重ねるための内外美容を提案している。