50代に最適なメイク方法

今ある基礎化粧品で50代以降の肌を濃密にうるおす乾燥対策の裏技

50代に最適なメイク方法

今すでにあなたの自宅にある基礎化粧品を有効活用しながら、50代以降の肌を濃密にうるおす裏技をご紹介します。

【監修】三島ミコ

「毎年、冬になる度に肌の乾燥がひどくなっている気がする......」
もしもそう感じるのなら、今まで行ってきたスキンケアが十分ではなかったのかもしれません。
「じゃあ、新しい化粧品を買わなくちゃ!」なんて声が聞こえてきそうですが、ちょっと待ってくださいね。どんなに素晴らしい化粧品を使っていても、使い方を間違っていると効果が実感できないのです。

この記事では、今すでにあなたの自宅にある基礎化粧品を有効活用しながら、50代以降の肌を濃密にうるおす裏技をご紹介します。「使い方を変えるだけで、こんなに保湿力って変わるんだ!」という驚きを、ぜひ体験してみてください。

肌の乾燥を招く行動をしていないかチェックしましょう

裏技の実践方法をご紹介する前に、肌の乾燥を招く行動をしていないかチェックしておきましょう。NG行動をしたまま裏技を実践しても、思うような効果が得られないからです。以下、6つのチェックポイントを普段の生活と照らし合わせてながら確認してみましょう。

①古い化粧品を使い続けていないか

まず確認したいのが「古い化粧品を使い続けていないか?」という点です。化粧品が本来の保湿効果を発揮するためには、品質が劣化していないことが前提となります。

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ただ、化粧品には基本的に使用期限は明示されていません。「どこから古い化粧品になるの?」という疑問が生じますね。 下記の目安を参考に、お手もとの化粧品を見直してみてください。

<化粧品廃棄の目安>

  • 未開封の場合:購入後2年以上経過
  • 開封後の場合:6カ月以上経過

この期限内の化粧品であっても、変色・分離・異臭などの異変があれば使うのをやめ、廃棄するようにしましょう。

②肌を洗いすぎていないか

「朝と晩、1日2回は洗顔料を使って顔を洗わなければならない」と思い込んでいませんか? 実はそれが乾燥の原因になっているかもしれません。
洗顔料の洗浄成分が肌に残っていると、乾燥などの肌トラブルが起きやすくなります。かといって、すすぎ過ぎれば、うるおいを奪ってしまうことも。
解決策として、皮脂によるベタつきなど汚れが気になる部分以外は、洗顔料を使う回数を減らしてみましょう。ぬるま湯でそっと洗い流すだけの洗顔なら、肌のうるおいを奪うことなく余分な汚れだけを落とすことができます。

③高温のお湯を使っていないか

寒い時期に冷たい水で洗顔するのはつらいものです。少しでも温まりたくて、熱いお湯で洗顔することがあるかもしれません。しかし、肌が熱いお湯に触れると肌細胞がお湯に溶け出し、ダメージを受けてしまいます。肌のうるおいを守るために高温のお湯は使わず、38度以下のぬるま湯を使うようにしましょう。

④肌をこすっていないか

肌の表面には「角質層」があります。この角質層には、肌のうるおいが蒸発するのを防ぐ機能があります。顔を洗うとき、また拭くときに肌を強くこすっていないでしょうか。肌を強くこすると角質層がはがれ、うるおいが蒸発しやすくなってしまいます。

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角質層がはがれるのを防ぐために、洗顔するときには洗顔料をよく泡立てて、泡を転がすようにやさしく洗いましょう。水気を拭き取るときには、タオルをそっと押し当てるだけにとどめ、タオルを上下左右に動かさないようにしてください。

⑤お風呂から出た後スキンケアまで時間を空けていないか

入浴後のスキンケアは、できるだけ早くするのが効果的です。遅くともお風呂から出て10分以内には保湿をしましょう。肌の水分量は入浴後10分までは入浴前の2倍あります。しかし、20分後には入浴前と同程度に、50分後には入浴前よりも下がってしまうというデータもあるほどです。

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水分量が下がる前にスキンケアを行うことが大切です。

⑥部屋の湿度が低くないか

肌内部をどんなにうるおしても、外部環境の乾燥が過酷であれば、肌の乾燥は進んでしまいます。特に冬の季節は、部屋の湿度が低くなっていないか、注意してください。リビングや寝室など長時間を過ごす部屋には加湿器を設置して、湿度が50%を下回らないように調整しましょう。

50代以降の肌をうるおす6つの裏技

肌の乾燥を招く行動をストップできたら、積極的にうるおすためのテクニックを使っていきましょう。 50代以降の肌をうるおす6つの裏技をご紹介します。

①洗顔したら顔を拭く前にプレ・スキンケアを行う

前章で「入浴後からスキンケアまでの時間を空けない」ことが重要と紹介しましたが、その時間を極限まで縮める方法が"顔を拭く前にスキンケア"という裏技です。
通常は、下記のステップで"洗顔〜スキンケア"を行っている人が多いでしょう。

<通常ステップ>

  1. 洗顔する
  2. タオルで水気を拭き取る
  3. スキンケアを行う

これを以下の通りに変えます。

<裏技ステップ>

  1. 洗顔する
  2. プレ・スキンケアを行う
  3. タオルで水気を拭く
  4. スキンケアを行う

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"プレ・スキンケア"は、髪の毛をシャンプーした後「リンス」をするように、「お顔にリンス」をするイメージで行ってください。プレ・スキンケアに適しているのは、肌なじみの良いオイルです。フェイス用の美容オイルはもちろん、ベビーオイルやワセリンでも構いません。洗顔後、間髪入れずに油分で保湿することで「うるおいが蒸発する隙」がなくなるのが、この方法のメリットです。
通常のスキンケアを行うまで時間が空いてしまっても、ひとまずプレ・スキンケアさえしておけば、乾燥しにくい肌をキープできます。

②スキンケアの順番を変える

普段スキンケアの化粧品は、どんな順序で使っているでしょうか? その順序を変更してみることで、うるおいの実感がまったく変わる可能性があります。
一般的なスキンケアの順序は、下記の通りです。

<一般的なスキンケア順序>

  1. 化粧水
  2. 美容液
  3. 乳液
  4. クリーム

美容液を使うタイミングは、美容液の種類によって多少前後しますが、おおむねこの順序でスキンケアをしている方が多いのではないでしょうか。この順序でうるおいが実感できない場合に試していただきたいのが「2.乳液」を最初に使う方法です。

<変更後のスキンケア順序>

  1. 乳液
  2. 化粧水
  3. 美容液
  4. クリーム

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肌の乾燥がひどいと肌表面の角質層がカラカラに乾いてしまい、化粧水さえはじいてしまうことがあります。そこで、油分を含み肌の角質層とより近い組成の「乳液」を先に塗ると、その後に使うスキンケアの浸透が良くなることがあるのです。

③化粧品を塗る向きを変える

「化粧品を塗る向き」によっても、うるおい感が変わってきます。
年齢とともに開いて目立ってくる毛穴ですが、これらの毛穴は下向きに開いています。そこで「下から上へ」を意識して、下向きに開いた毛穴の中へうるおいを届けるつもりでスキンケアを行ってみましょう。
化粧水をパッティングするときや指で乳液やクリームを塗るときに、意識してみてください。まったく同じ化粧品のはずなのに、塗る向きを変えるだけで水分がヒタヒタに満ちて、肌のうるおい感が変わります。

④化粧品を使う量を増やす

意外と盲点になりやすいのが「化粧品を使う量」です。化粧品の広告で「うるおい力が従来の200%アップ!」なんてキャッチコピーを見かけることがありますが、お手持ちの化粧品でも使う量を増やせば、うるおい力を向上させることができます。
まずは、本来の推奨量通りに使っているか、確認してみましょう。使い続けるうちに本来の量より少なくなっていることがあります。
お手持ちの化粧品の推奨量がわからない場合は、下記の表を参考にしてください。

<化粧品の使用量目安>

化粧水

500円玉硬貨大(コットン1枚分が十分に濡れる程度。コットンを使わない場合は片手の手のひらからこぼれない量を2回分)

乳液

10円玉硬貨大(乳液の容器を2〜4回振った量)

クリーム

パール粒大(小指の先程度)

この量を使っても乾燥が気になる場合は、さらに1.5〜2倍程度に使用量を増やしてみましょう。

⑤パックで肌の奥まで浸透させる

少し時間があれば「パック」をして肌の奥まで保湿成分を浸透させると、肌のしっとり感が大幅に向上します。市販のシートマスクを使う他に、化粧水をパッティングした後のコットンを裂いて肌の上に置くだけでもパックができます。

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パックする時間は10〜15分が目安です。 シートやコットンが乾くほど長時間放置すると、今度は肌からうるおいが蒸発してしまうので逆効果。必ずシートやコットンが乾く前、水分が残っているうちに剥がすようにしましょう。

⑥スキンケアの回数を増やす

最後に、真冬など乾燥が特に気になる時期におすすめの方法をご紹介します。それは「スキンケアの回数を増やす」というテクニックです。一般的には「スキンケアは朝と晩の2回するもの」と思われていますが、3〜5回に増やしても良いのです。特に、朝のスキンケアから5〜6時間が経過して肌が乾き出す「お昼過ぎ」のタイミングでスキンケアを追加できると、理想的です。
お手持ちの化粧水を小さなミスト容器に詰め替えて持ち歩けば、外出先でもうるおい補給ができます。また、アイクリームを日中に使うのもおすすめです。乾燥小じわが出やすい目元に、ポンポンと軽くなじませておけば、シワシワの印象になるのを防ぐことができます。

いつでもしっとりうるおっていましょう

「年齢を感じさせない若々しい印象の人」をひとり、思い浮かべてみてください。きっとその人はどこかつやっぽく、肌にはうるおいをまとっているのではないでしょうか?
若々しさをキープするためにすべきことは、実はとってもシンプル。「いつでも、うるおっていること」さえできれば、それだけで十分に若々しいのです。
うるおいは私たちに気品と余裕をも与えてくれます。肌もからだもこころも。いつでもしっとりうるおっていましょう。

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監修

三島ミコ

美容ライター

化粧品会社で10年にわたり商品開発などに従事。美容を通じて自分と向き合い心豊かな暮らしを重ねるための内外美容を提案している。