50代に最適なメイク方法

50代の若さはファンデーション次第...見た目年齢を自在に操るメイク技

50代に最適なメイク方法

50代に最適なメイク方法

【監修】三島ミコ

若々しい美貌が絶賛される50代の有名人。最近、増えたような気がしませんか?

身近にも「かわいい」という形容詞の似合うアラフィフ・アラカン女性がいるかもしれませんね。もちろん、あなた自身がそうかもしれません。

「これから60代になっても70代になっても、若々しい見た目でいたい」

そう思うのは、とても素敵なこと。その夢に対して、メイクができるサポートのひとつが「ファンデーション」です。

ファンデーションは、単に"その場の見栄え"を良くするだけのツールではありません。これから手にするファンデーション次第で、老け込む人もいれば若返る人もいます。

今回は、ファンデーションで"本質的な若々しさ"を育むために必要なポイントをお伝えします。

50代の肌にファンデーションがしてくれる4つのこと

「ファンデーションは肌に負担をかける」と考える人は多いかもしれません。半分は正解ですが、半分は不正解です。というのも、"肌にどんなファンデーションを塗るか"によって、肌への影響はまったく変わってくるから。ともすれば肌に悪いイメージもあるファンデーション。しかし実は「肌にプラスになること」もたくさんあるのです。
ここでは代表的な"4つのプラス"をご紹介します。

1.肌をうるおす

私たちの肌は、加齢とともにうるおい成分が失われています。

例えば『セラミド』。セラミドは肌細胞同士の隙間を埋めて、うるおい失われることを防ぐ成分ですが、加齢にともない大きく減少し、50歳までに20代の半分以下へ減少します。実際、「昔と比べて2倍速で乾燥する」と感じている人も多いでしょう。特に、冷暖房が効いた部屋で過ごす日中は、肌の乾燥が進行しやすく、朝のスキンケアから時間が経つにつれ、肌のうるおいは失われていきます。
このとき、ラップで包まれるように肌がファンデーションの膜で覆われていれば、うるおいは失われることなく肌の内側に閉じ込められます。油分の多いファンデーションには、減少したセラミドの働きを助ける"うるおいキープ力"もあるのです。

2.紫外線から肌を守る

肌のうるおい不足とともに、肌老化の大敵となるのが「紫外線」です。紫外線を浴びたことで老化する現象を「光老化」と呼びます。

体の中で"紫外線に当たる部分"と"当たらない部分"を比べれば、光老化の影響がどれだけあるかが一目瞭然です。たとえば、常に紫外線にさらされている"手の甲の皮膚"を、いつも服でカバーされている"胸元の皮膚"の上に当ててみてください。「キメ」「くすみ」「シワ」「毛穴」。これらに大きな差があることがわかります。この差が「光老化」の差です。
同じことが顔の皮膚で起きないよう「顔に服を着せる」のも、ファンデーションの役割のひとつです。

3.清潔感をキープする

ファンデーションが年齢による肌悩みをカバーしてくれることは、言うまでもありません。では、肌悩みをカバーするとなぜ若々しく見えるのでしょうか。答えは「清潔感をキープできるから」です。
「奇跡の50代!」なんて支持されている人気女優さんを思い浮かべてみてください。清潔感にあふれていると思いませんか? それが「若い」印象を与えるカギになります。
シミ、シワ、くすみ、たるみ......生活感を漂わせる肌悩みを放置していると、どうしても清潔感にいまひとつ欠けてしまいます。そこでファンデーションを利用して、肌から清潔感を演出すれば、実年齢以上に若々しいイメージを作り上げることができるのです。

4.ツヤ感をプラスする

しかし、清潔感をキープするだけでは不十分。もうひとつ重要なポイントがあります。それは「ツヤ」。若さのトップ選手「赤ちゃん」のお肌は、ツヤ感のかたまりです。

スーパーで果物を選ぶとき、ツヤツヤと輝きのある方へ手がのびますよね。「こっちの方が新鮮そう!」と。だから、ワックスで人工的にツヤ出しが行われることもあります。
ファンデーションはいわば「肌のワックス」。乾いた質感になりがちな50代の肌に、「ツヤ」をプラスしてくれるのがファンーションなのです。

若見えファンデーションの選び方&塗り方

若見えを目指すなら押さえておきたい"ファンデーションの特性"が理解できたところで、ここからは具体的なファンデーションの使い方をご紹介します。
ぜひ、次にメイクするタイミングから試してみてくださいね。

1.事前のスキンケアは念入りに

ファンデーションを塗る前のスキンケアは、特に念入りに行ってください。スキンケア化粧品のことを「基礎化粧品」と呼びますが、スキンケアは住宅の基礎工事と同じです。

土台がしっかりしていなければ、どんなに素晴らしい建物を建てても、崩れてしまいますよね。ファンデーションも同じです。
スキンケアでうるおいの基礎をしっかり作った素肌なら、一日中崩れ知らずです。

2.50代の肌に合うファンデーションの選び方

ファンデーションには、さまざまな種類があります。肌悩み別におすすめのファンデーションをまとめました。

<肌悩み別おすすめファンデーション>

肌悩み

種類

特徴

乾燥

クリーム

保湿クリームのように濃厚なうるおいがある

シワ

リキッド

乳液のようにうるおいがありカバー力も高い

シミ

スティック

コンシーラーのようにカバー力がある

ところで、この表にはない「パウダーファンデーションのテクスチャーが好き」という人もいるかもしれません。ただし、パウダーファンデーションは、保湿力が他のファンデーションに劣ります。どうしても使いたい場合には、高保湿アイテムと組み合わせて使うなどの工夫をしてください。

そして、どのファンデーションを選ぶ際にも共通してチェックして欲しいポイントが、「配合成分」と「UVカット機能」です。
配合成分のおすすめは『セラミド』です。セラミドはうるおいの持続力に長けているので、夜になっても乾きにくい肌に整えてくれます。UVカット機能は『SPF20・PA++以上』を目安にしましょう。この数値があれば、日常の紫外線を十分に防ぐことができます。

3.ツヤを活かすファンデーションの塗り方

自分に合うファンデーションを選べたら、「ツヤ」を引き出すように塗りましょう。
「えっ、ツヤを引き出す塗り方なんて、わからない!」という声が聞こえてきそうですが、大丈夫。「ファンデーションブラシ」を使えば簡単です。

50代におすすめのファンデーションとして紹介した、クリームファンデーション、リキッドファンデーション、スティックファンデーションには、共通して「指で仕上げると厚塗りになりやすい」というデメリットがあります。 ツヤ感メイクと逆行する厚塗りは、何としても避けたいところ。そこで、指ではなく「ファンデーションブラシ」で塗ると、テクニック不要で薄付きツヤツヤ肌に仕上げられるのです。

まずは手のひらに取ったファンデーションを、おでこ・頬・鼻・あごの下に置きます。

次にファンデーションブラシを使って、軽い力ですべらせるようにのばしていきます。鏡を少し離して、遠目に確認しながら塗ると均一に塗りやすいでしょう。
目のまわりや小鼻などヨレやすい部分は、ブラシを垂直に立ててスタンプのように細かく押し塗りすると、なめらかに仕上がります。
皮脂崩れしやすいようなら、最後にスポンジで押さえるのがおすすめ。使い捨てのハウス型スポンジを使えば、いつでも清潔に肌を整えることができます。

余分な皮脂を吸い取るように、顔全体にポンポンと叩き込めば完ぺきです。

何歳になっても若くて美しくていいのです

「若く美しくいて、いい年齢」というものがあるとすれば、それは時代とともにどんどん更新されている気がします。素敵でいようとするだけで「年甲斐もなく......」と非難された時代はもうおしまい。何歳になっても自分らしいスタイルを愉(たの)しんで、あなたが心地良く笑顔でいられることが一番です。
コスメたちは、そんな毎日をサポートしてくれる応援団。今日もサッとファンデーションをすべらせて、大人のツヤめきをまとって出掛けましょう。

監修

三島ミコ

美容ライター

化粧品会社で10年にわたり商品開発などに従事。美容を通じて自分と向き合い心豊かな暮らしを重ねるための内外美容を提案している。