"暮らしの達人"にインタビュー!

食べてキレイになる協会代表から学ぶアンチエイジング:アンチエイジングに効果抜群 食べてキレイになる食材は?食事と肌の関係

暮らしの達人にインタビュー

ホルモンバランスの乱れや冷え性など、50代以上になると体の不調が気になるものです。日々の食事を工夫して体質改善につなげてみてください。

【監修】子安十久子(こやす・とくこ)

年を重ねても、いつまでもキレイでありつづけたいとは、女性なら誰しも願うことです。仕事や子育てに奮闘する多忙な日々が終わり、これから自分のための人生を謳歌しようと考え始めたとき、気持ちとはうらはらに体力や精神力の衰えを感じて愕然としてしまっているという話もよく聞きます。
今回は、アンチエイジングに効果がある食材について『食べてキレイになる協会』代表理事 子安十久子(こやす・とくこ)さんに教えていただきました。

食生活を変えるとアンチエイジングに効果アリ

アンチエイジングといえば、サプリメントやマッサージ、スキンケアなど、さまざまな方法がありますが、毎日の食生活を変えることによってお肌がイキイキとしてくる効果があると子安さん。毎日の食生活を変えるだけで美肌につながるのなら嬉しいですよね。具体的にどのような食べ物が良いのでしょうか。

ホルモンバランスを整えるには、大豆製品はかかせません!

――私たち世代で一番気になるのが更年期障害です。つらい症状を少しでも軽減できる食材はあるのでしょうか。

子安さん:
私たち世代になると特に気になってくるのが女性ホルモンの減少です。女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が減少すると、更年期障害と呼ばれるさまざまな症状を引き起こすといわれています。
そこでおすすめの食材は大豆です。女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをするのが大豆に含まれる大豆イソフラボン。コレステロールの増加を抑えたり、細胞の新陳代謝を高め、美肌に効果があるといわれています。味は良くないですが、お酢と大豆が体に良いので、私は乾燥大豆をお酢に漬けただけの「酢大豆」を毎日スプーン一杯食べています。

大豆イソフラボンを多く含む食材例

納豆、豆乳、豆腐、油揚げなど

抜け毛や白髪も食事で予防!タンパク質やビタミンを!

――私たち世代で気になり出すのが抜け毛や白髪。髪の毛にコシもなくなってきて、ボリュームが出ないために強めのパーマをかける方も多いですよね。日々の食生活を改善すると、髪の毛にも良い効果があるのでしょうか。

子安さん:
健康的な髪をつくるために必要なのはタンパク質です。お肉や卵などに含まれるタンパク質は、髪の成分のひとつ、ケラチンになる栄養で、枝毛、抜け毛、白髪の予防に役立ちます。
また、野菜も効果的です。小松菜やかぼちゃ、にんじん、ナッツなどに含まれるビタミンAとEは血行促進効果があり、抜け毛を防ぐのに役立ちます。生野菜は健康に良くないという考えがたまに聞かれますが、野菜に含まれる酵素は加熱によって死んでしまい、生野菜を摂らないと体内で酵素が作れないのです。
お肉、お魚も焼き過ぎない程度の加熱が望ましく、最近流行っている低温調理(低温調理とは低めの一定の温度でゆっくり素材に火を入れる調理法)もおすすめです。厚みがあるお肉も柔らかくジューシーに仕上がるので味わいも段違いに良くなりますよ。

冷え性対策には定番の生姜、ココアも効果あり!

――女性の多くが冷え性で悩んでいると思います。このような症状も食生活で改善できるものでしょうか。

子安さん:
体を温めることで知られている生姜ですが、生と加熱後では成分が異なることをご存知ですか?
生の生姜成分がジンゲロール、加熱するとショウガオールに変わります。ジンゲロールには強い殺菌効果があり、風邪などにも有効で、血行促進、発汗作用、解熱作用があります。また、ショウガオールにも血行を良くする効果があり、体をポカポカに温めてくれる保温効果や鎮痛作用があります。
風邪などで喉の痛みを感じるときなどに紅茶生姜を飲む方も多いと思いますが、ちゃんと理にかなっています。冷え性予防にも効果的です。
また、ココアも冷え性予防に効果的です。ココアにはカカオポリフェノールが含まれ、血行を促進するので体を温める効果があるのです。2年ほど前にココア生姜というレシピも流行りました。すりおろした生姜を製氷機に入れて保存しておき、ココアと生姜とはちみつを加えて作ります。

骨粗鬆症予防には、カルシウムたっぷりの食材を!

骨粗鬆症も気になる私たちの年代だと、カルシウムを補うのは乳製品ではなく小松菜の方がおすすめです。乳製品をおすすめしない理由は諸説ありますが、乳糖アレルギーの方も多いですし、カロリーも気になります。小松菜はビタミンも豊富ですし、毎日の献立に加えやすい食材です。小松菜のほか、大豆製品にもカルシウムは豊富です。小松菜とお揚げの煮浸しなど、いつもの食事に一品加えてみてはいかがでしょうか。

毎日の食事で工夫できるその他の方法は?

――特定の症状のための食材だけではなく、日常的に望ましい食事の方法はありますか?

子安さん:
たとえば、いつものお味噌汁を具沢山にして、野菜をたっぷり摂れるように工夫するだけでも良いですよ。先程、お伝えしたように小松菜たっぷりのお味噌汁ですとカルシウムも取れます。
美肌のために一番おすすめしたいのは、上質な油を摂ることです。オリーブオイルや米油などが良いでしょう。逆にサラダ油や揚げ物など、酸化した油を多用する中華料理には注意してください。
痴呆症にはポリフェノールがたっぷり含まれているベリー類や赤ワインなどがおすすめですし、減量したいときは低カロリーで食物繊維が豊富なキノコ類を。とくに舞茸に含まれる成分は脂肪燃焼に効果があるといわれています。

協会で美肌におすすめしているのはビタミンA、C、Eをしっかり摂ることです。「ビタミンエース(ACE)」と覚えておくと良いですよ。ビタミンACEがすべて含まれている食材のひとつがアボカドです。
そのほか、美を追求する女性におすすめの食材がサーモンです。サーモンにはアスタキサンチンが含まれシワやシミを予防するといわれています。サーモンは赤身だと思われがちですが、分類としては白身魚で低カロリーなのも魅力です。
私たちの体は食べ物で作られています。ですから、食べ物を変えると体も変わっていくんですよ。

体質改善に効果的な食べ物まとめ

毎日いただくものを少し変えるだけで、美肌に効果が出てくると嬉しいですね。今回教えていただいたアンチエイジングに効果的な食べ物をまとめてみました。

ホルモンバランス→大豆(大豆イソフラボン)
毛髪のお悩み→卵、肉(タンパク質)
冷え性→生姜、ココア(ジンゲロール、カカオポリフェノール)
骨粗鬆症→小松菜(カルシウム)
痴呆→赤ワイン(ポリフェノール)

50代以上になると体の不調が気になるものですが、日々の食事を工夫して体質改善につなげてみてください。

監修

子安十久子(こやす・とくこ)

食べてキレイになる協会 代表理事。トータルビューティーアドバイザー。美容料理研究家。株式会社ソフィアスタイル代表取締役。

現役モデル。モデル兼任しながら、企業のPR、顧問を担当。
全日空キャビンアテンダント10年。その後プリザーブドフラワージュアン協会代表を務める。
主婦&ママでもあり女性のオピニオンリーダー的存在に。 現在は食べてキレイになる協会 代表理事として、しっかりと食べてキレイになるという考え方を広めています。