衣食住で役立つカラーコーディネート第4回目

"暮らしの達人"にインタビュー! いまの自分が輝くお洋服の選び方(後編)

衣食住で役立つカラーコーディネート

今回はお洋服の選び方(後編)をお伝えします。

【プロフィール】今井志保子

カラープロデューサーとして、テレビ、雑誌、新聞などさまざまな媒体で活躍されている今井志保子さん。色の演出家=カラープロデューサーという仕事の話や、衣食住に色を活用するヒントを伝授していただきます。年齢を重ねていくと、つい無難な色を選びがちになってしまいますが、「本当に似合う色は年齢を問わない」と今井さん。今回はお洋服の選び方(後編)をお伝えします。

自分に似合う色の見つけ方

――――肌は大きく分けてイエローベース(ゴールドタイプ)とブルーベース(プラチナタイプ)に分けることができるのは、前編でお伝えしました。しかし、自分がどちらのタイプか、なかなかわかりづらいものです。自分のタイプを見分けるにはどうしたら良いでしょうか。

今井さん

「プロの診断を受けるのが確実ですが、難しい場合は、パーソナルカラー診断関連の書籍やサイトを参考に、ご自身で診断するのも良いでしょう。また、デパートなどのストール売り場で、各タイプに似合う色を首元に当て比べ、どちらの顔映りが良いか試してみるのもおすすめです。一人で判断するのが難しい場合は、ご家族やお友達、店員さんにアドバイスを求めてみてください」

>イエローベース(ゴールドタイプ)とブルーベース(プラチナタイプ)について

参考書籍:詳しくご自身のパーソナルカラーを診断したい方は、入門編としておすすめ。

「色で美人に生まれ変わる!3daysレッスン」

似合わない色のデメリットは?

前編で似合う色を知るメリットをお伝えしました。では、デメリットは?

今井さん

「似合わない色の一番のデメリットは、肌がくすんで見えてしまうことです。シワやシミを目立たせ、老けて疲れた印象に見えることも。その理由は、イエローベース(ゴールドタイプ)の色みとなる黄~オレンジと、ブルーベース(プラチナタイプ)の青~紫の色みは、補色の関係だからです。色相環の反対色(=補色)を混ぜ合わせると黒くなるように、似合わない色のお洋服を着ると、その色みが顔に反射して暗い影をおとし、数々のデメリット作用が生じてしまうというわけです」

パーソナルカラーが好きな色ではない場合は?

――――パーソナルカラーがわかっても、好きな色ではない可能性もあります。その場合はどうしたら良いのでしょうか。

今井さん

「好きでもない色を我慢して着る必要はありません。でも、少しでも若々しくおしゃれに見られたいなら、好きな色と似合う色をミックスして楽しんでみてはいかがでしょう」

今井さん

「例えば、お洋服の定番色のひとつでもある黒の場合。イエローベース(ゴールドタイプ)には似合わない色ですが、コーディネートする他のアイテムを似合う色にすれば、ぐっと印象は良くなります。なぜなら、右側がブルーベース(プラチナタイプ)に似合うピンクとグレー、左がイエローベース(ゴールドタイプ)に似合うピンクとベージュ。同じ黒の布でも左右で印象が全然違いますよね。イエローベース(ゴールドタイプ)の方は左のように、黒に似合う色を組み合わせてカラーコーディネートをすれば、ご自身にぴったりの装いができます。このようにひと工夫するだけで、どんな色のお洋服でも素敵に着こなすことが可能になるでしょう」

カラーコーディネートは、印象も重要ポイント

今井さん

「自身の個性や魅力、その日に合う相手にどう見られたいのかということも考えるのも、色を選ぶときの大切なポイントです。例えばピンクにブラウンとグレーを合わせた場合、印象がかなり違いますよね。女性らしさと優しさを演出したいなら右側のブラウン、女性らしさに知的な魅力も加えたいなら左側のグレー、同じ色の洋服でも、組み合わせる色によって印象が変えられることを知っておくと、いろいろな着こなしが楽しめるでしょう」

ご自身のイメージ作りが自由自在に

お洋服のカラーコーディネート次第で、その人の印象は変わります。「今日は家族が来るから元気に見せたい」「フォーマルな集まりがあるから上品にみせたい」など、お洋服の色でなりたい自分に近づける工夫も大切です。具体的な例を教えていただきました。

男性のスーツなら無敵のネイビー

今井さん

「どう見られたいかを演出することは、社交のためにとても大切です。外交をする各国の政治家のほとんどが年齢国籍を問わず、誰からも好感が持たれるネイビーのスーツと白のシャツを選んでいますよね。ネイビーは誠実の色、知性の色、永遠の青年色と言われていて、ネイビーと白の組み合わせは、生命の母体=地球の色を思わせます。万人に好かれたいと思う政治家にはぴったりの組み合わせです」

ママ友との集まりに控えめなベージュ

今井さん

「女性同士の集まりにおすすめなのはベージュです。ベージュが嫌いな女性はあまりいませんよね。自分が好きな色を着ている人を見ると、人は嬉しい気持ちになるものです。優しさや品を演出できて、なおかつ控えめな印象で高感度UP。目立たず、嫌われず、おしゃれしたい場合にぴったりの色です。イエローベース(ゴールドタイプ)の方は、ベージュらしいベージュを、ブルーベース(プラチナタイプ)の方は、ピンクベージュやグレージュを選ぶといいでしょう」

いくつになってもセンスを磨くことができる

色のセンスは、誰もが磨くことができると今井さんは言います。

今井さん

「似合うお洋服を着ると、気分が明るくなりますよね。しかし、逆だとどうでしょうか。お洋服がしっくりこないということは、誰もが経験があるかと思います。そういった違和感を大切にして欲しいのです。
『このお洋服、今日の自分に似合わない気がする......』
『口紅の色がしっくりこない......』
そんなとき、色の効果を思い出してみてください。どうしたら感じた違和感が解消されるのかを考えて、カラーコーディネートを実践していきましょう。
私が色の世界に入ったのも、結婚式の衣装に違和感があったからです。楽しみながら工夫していくことで、何歳になってもセンスは磨くことができますよ」

プロフィール

今井志保子

カラープロデューサー

imaismファッションカラーアカデミー代表/東商1級カラーコーディネーター
 「色」で外見も内面も魅力的になれる、独自のパーソナルカラー理論“imaism”を開発。
雑誌、テレビ、新聞、企業PR媒体にて執筆監修出演する他、イベントや研修、商品開発、個人カラーカウンセリングなど多方面で活躍中。著書に『おしゃれが苦手、センスがなくても大丈夫!わたしに似合う「美人服」の見つけ方』(SBクリエイティブ)他。
imaism (http://www.imaism.com/)