衣食住で役立つカラーコーディネート第3回目

"暮らしの達人"にインタビュー! いまの自分が輝くお洋服の選び方(前編)

衣食住で役立つカラーコーディネート

今回はお洋服の選び方(前編)をお伝えします。

【プロフィール】今井志保子

カラープロデューサーとして、テレビ、雑誌、新聞などさまざまな媒体で活躍されている今井志保子さん。色の演出家=カラープロデューサーという仕事の話や、衣食住に色を活用するヒントを伝授していただきます。年齢を重ねていくと、つい無難な色を選びがちになってしまいますが、「本当に似合う色は年齢を問わない」と今井さん。今回はお洋服の選び方(前編)をお伝えします。

自分に似合う色、知っていますか?

人にはそれぞれ似合う色、似合わない色が必ずありますが、年齢を重ねるにつれて似合う色がわからなくなっている方が多いようです。あるいは、明るい色や鮮やかな色に抵抗があり、地味で控えめな"くすみ色"を選びがちになったりする方も。しかし、これは大変もったいないことだそうです。

今井さん

「もう若くないからと、無難な色ばかりを選んだり、明るい色や鮮やかな色は似合わないと勘違いされていたりする方が多いのですが、年齢を重ねた今こそ、ご自身の魅力を引き立てる似合う色=パーソナルカラーを知って身に着けていただきたいです。なぜなら、似合う色は、肌のくすみやシワを目立たなくしてくれ、逆に色ツヤをアップします。その結果、若々しく生き生きとした印象へと導いてくれるからです」

左奥:今井さん 右奥:編集者 手前:ライターの手

今井さん

「パーソナルカラーは肌の色みでわかります。肌の色みは大きく分けて2つ。黄~オレンジっぽさがある『イエローベース(ゴールドタイプ)』、青~紫がかっている『ブルーベース(プラチナタイプ)』に分類できます。これは、血液のヘモグロビンなどの成分量によって決まるため、生まれながらのものです。まれに大病などで体質変化するとカラータイプが変わることがありますが、通常は一生変わらないものなのです。私(今井さん)と編集者さんはブルーベース(プラチナタイプ)、ライターさんはイエローベース(ゴールドタイプ)。このベースカラーによって、似合う色が違います。ご自身で診断する場合は、ご家族やお友達と複数で手のひらの色を比較してみるとわかりやすいと思います」

参考書籍:詳しくご自身のパーソナルカラーを診断したい方は、入門編としておすすめ。

「色で美人に生まれ変わる!3daysレッスン」

似合う色はどんな色?

イエローベース(ゴールドタイプ)、ブルーベース(プラチナタイプ)、それぞれに似合う色とは、どんな色でしょう。

今井さん

「肌と同じ色みが含まれた色が似合う色となります。例えば、黄みがかったコーラルピンクはイエローベース(ゴールドタイプ)、青みがかったローズピンクはブルーベース(プラチナタイプ)に似合うピンクです。それぞれのカラー見本を参考に、ご自身に似合う色をチェックなさってみてください」

イエローベース(ゴールドタイプ)

オフホワイト、ベージュ、ブラウン、朱色、コーラルピンク、オレンジ、マンゴーイエロー、イエローグリーン、アクアブルーなど、どんな色の中にも、黄~オレンジっぽさを感じる色が似合います。

ブルーベース(プラチナタイプ)

ピュアホワイト、グレー、黒、ワインレッド、ローズピンク、パープル、レモンイエロー、エメラルドグリーン、スカイブルーなど、どんな色の中にも、青~紫っぽさを感じる色が似合います。

似合う色を知るメリットは?

パーソナルカラーを知るとたくさんのメリットがある、という今井さん。具体的には、どのようなメリットがあるのでしょうか。

無駄買いがなくなる

今井さん

「購入したときは「いいな」と思っていても、結局一度も袖を通さなかったというお洋服がありませんか? 季節ごとのトレンド色のお洋服を衝動買いすることもありがちですよね。パーソナルカラーを知っておけば、無駄な買い物が減り、クローゼットもすっきりと片付きますし、その日着る服も選びやすくなります」

ファストファッションでもおしゃれ度が上がる

今井さん

「いい年齢だし、安いお洋服やイミテーションジュエリーがもう似合わないと思われるシニアの方が多いようです。ご自身に似合う色を選べるようになれば、ファストファッションブランドのお洋服であっても、高級感を出すことができますよ。似合わないと思われるアイテムは、ご自身に似合わない色であることが多いです」

健康のバロメーターに

今井さん

「色選びは健康のバロメーターにもなります。人は疲れると色を選ぶ余裕が持てなくなってしまうからです。最近、控えめな色ばかり選んでいるかしら、と気づいたら、気分を上げるために元気な色を差し色として取り入れると気分が明るくなります。部屋着の色を変えてみたり、憂鬱な雨の日は傘の色を工夫したり、スポーツウェアの色にこだわったり、色彩が持つパワーを活用して、日々のパフォーマンスを向上させることもできるのです」

若さは平等。でも老いは不平等なもの

若いころはおしゃれを楽しんだけれど、年齢を重ねてファッションを諦めかけているという方に向けて、アドバイスをお聞きしました。

今井さん

「若さは皆さんに平等に与えられています。でも、老いは平等ではないんです。できることなら、いつまでも若々しく、健康的に年を重ねていきたいものですよね。ご自身のパーソナルカラーを知り、色を味方につけると、シワやシミが目立ちにくくなったり、写真うつりが良くなったりと良いことづくし。そうすると、人前に出るのがどんどん楽しくなります。おしゃれにアクティブになると、日々の活動量も自然と増え、交流の幅も広がります。お仕事的な事情などを考える必要がないシニアの方たちこそ、自由に色やファッションを楽しめると考えてみてはいかがでしょうか」

プロフィール

今井志保子

カラープロデューサー

imaismファッションカラーアカデミー代表/東商1級カラーコーディネーター
 「色」で外見も内面も魅力的になれる、独自のパーソナルカラー理論“imaism”を開発。
雑誌、テレビ、新聞、企業PR媒体にて執筆監修出演する他、イベントや研修、商品開発、個人カラーカウンセリングなど多方面で活躍中。著書に『おしゃれが苦手、センスがなくても大丈夫!わたしに似合う「美人服」の見つけ方』(SBクリエイティブ)他。
imaism (http://www.imaism.com/)