衣食住で役立つカラーコーディネート第1回目

"暮らしの達人"にインタビュー! カラープロデューサー・今井志保子さん

衣食住で役立つカラーコーディネート

カラープロデューサーの仕事とは

【プロフィール】今井志保子

カラープロデューサーとして、テレビ、雑誌、新聞などさまざまな媒体で活躍されている今井志保子さん。色の演出家=カラープロデューサーという仕事の話や、衣食住に色を活用するヒントを伝授していただきます。年齢を重ねていくと、つい無難な色を選びがちになってしまいますが、「本当に似合う色は年齢を問わない」という今井さんのカラーテクニックを教えていただき、ご自身の外見はもちろん、日常をより彩り豊かに過ごしてみませんか?

カラープロデューサーになったきっかけ

カラープロデューサーという仕事に就く前は、アクセサリーブランドのプレスだったという今井さん。今の仕事を始めたきっかけはどういったものだったのでしょうか。

今井さん

「美大を卒業してからメーカーの宣伝部、その後、アクセサリーブランドのプレスとして働いていました。当時はプレスという仕事が自分にとって天職だと思っていましたが、人生ってわからないものですね。この仕事に転職したきっかけは、自分の結婚式だったんです。母が派手婚で有名な名古屋の嫁入りエリア出身だった影響もあって、結婚式から2次会にかけてお色直しを6回もすることに。何度も衣装屋さんと打ち合わせをして、自分にとって本当に良い6着を選んだつもりだったんですが......、式の写真を見てビックリ!なぜか一着その衣装を着ている写真に限って、顔色が悪く、老けて冴えない印象に。当時交友があった雑誌の編集者にそのことを話してみると、『色が似合わなかったんじゃないか』と言われて。デザインではなく、色が似合わない???思ってもみなかった答えに興味が湧いて、パーソナルカラーのオープンカレッジに参加してみたんです」

ファッションは楽しむもの。だから色の力を広めたい

ご自身の結婚式の衣装選びで失敗してしまったことがきっかけで、カラーに興味をもった今井さん。しかし、お試しで行ってみたスクールで感じた違和感によって、さらにカラーの世界へのめり込み仕事にしてしまったそうなんです。

今井さん

「オープンカレッジで、初めてパーソナルカラー診断をしてもらいました。実際に体験して、色によって顔映りが変わることは理解できたのですが、先生が合わせてくれたものが私の好きな色ではなかったんです。これではファッションを楽しめない......そう感じたので、その場でいろいろ質問をしたのですが、結局解決できなかったんです。私はファッション業界での経験が長かったので、身につけるものは工夫して楽しむものだと考えていましたから、決まったルールに100%従うのではなく、好みや流行なども取り入れながら柔軟な発想で『色』を楽しみたいと強く思いました。そうして、その思いを伝えられる人になろうと、カラーのスクールに通いながら独学でも学び、東商カラーコーディネーター検定1級の資格を取ったのち、独立開業したのです」

カラープロデューサーの仕事とは

カラープロデューサーの仕事とはどのようなものなのでしょうか。パーソナルカラーの個人カウンセリングをするだけではなく、多岐にわたる活動をされる今井さんの仕事内容を具体的にお聞きしました。

今井さん

「個人カウンセリングのほかに、雑誌、テレビ、新聞、イベント、セミナー、商品企画など、お仕事をいただく機会は幅広いです。色に関するものなら何でも。たとえば、身近な例では、雑誌などで企画される『似合う色特集』。お洋服や化粧品、ヘアカラーなどの似合う色をアドバイスしています。また、似合う色で展開する商品企画の監修なども。そのほかにも、色が持つメッセージ性=色彩心理効果を活用して、日々の暮らしに役立てる方法を伝えることもあります。たとえば、女性らしさや優しさを演出するにはベージュやピンク、爽やかで誰にでも好印象を持たれたい男性のビジネスシーンにはネイビーとホワイトなど。また、選ぶドレスの色で適した株を提案する企画を監修させていただいたり......など、ユニークはお仕事もさせてもらっています。
色にはサプリメントと同じ効果が期待できるので、ご自身の魅力や気分に合わせて選ぶと良いですね。雨でジトジトする季節だって、傘の色を工夫するだけで楽しくなります。
お洋服、化粧品、毎日使うお皿、スーパーに並ぶお野菜の色......。私たちは日々たくさんの色を目にしています。世界は360度色で溢れているのです。一人ひとりが色にもっと意識をもって、人生を豊かにするきっかけをつかんで欲しいと願いながら、さまざまな角度でお仕事をさせてもらっています。」

カラーコーディネートで生まれ変わる

いままでたくさんの方のパーソナルカラー診断をされてきた今井さん。そのなかでも特に印象に残っているエピソードをお聞きしました。

今井さん

「一番変わったなと思うのは、私の母です。年齢が上になっていくと、くすんだ色を選びがちですが、パーソナルカラーを知ってから、お友達のなかでもおしゃれ番長で通っているようです(笑)。自分に似合う色を知ってお洋服を選ぶと、若々しく肌の色ツヤもアップして写真うつりも良くなります。そうすると、お友達の集まりや旅行先などで記念写真を撮ると、見違える変化を感じられて、もっとおしゃれを楽しみたくなるものです。加齢によって明るい色が似合わなくなると思っている方が多いのですが、それは間違い。いくつになっても、ご自身にぴったりの似合う色を知れば、自信をもっておしゃれを楽しむことができ、色で美人に生まれ変わることも夢ではないはずです。」

プロフィール

今井志保子

カラープロデューサー

imaismファッションカラーアカデミー代表/東商1級カラーコーディネーター
 「色」で外見も内面も魅力的になれる、独自のパーソナルカラー理論“imaism”を開発。
雑誌、テレビ、新聞、企業PR媒体にて執筆監修出演する他、イベントや研修、商品開発、個人カラーカウンセリングなど多方面で活躍中。著書に『おしゃれが苦手、センスがなくても大丈夫!わたしに似合う「美人服」の見つけ方』(SBクリエイティブ)他。
imaism (http://www.imaism.com/)