女性の4割が「子育てを終了したら自分の時間を楽しみたい」 いまのうちから楽しみ方を見つける方法

夫婦・家族

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子育てが一段落したら、次はいままで頑張ってきた自分のために時間を好きに使いましょう。「自分が幸せと感じられる時間」を、ぜひたくさんつくってくださいね。

この記事の監修

矢口ミカ

複数のメディアで執筆中です。宅建の資格を活かし、家族が所有する投資用不動産の入居者管理もしています。住まいに関する資格である整理収納アドバイザー1級、福祉住環境コーディネーター2級も取得済みです。趣味は整理収納と料理。

日頃は仕事や家事に追われ、「自分の時間を持ちたくても工面するのがなかなか大変」という方は、実際多いことでしょう。
この記事では、忙しい女性が自分の時間を持つための考え方を具体的にご紹介します。

40~60代女性の"自分爆発レディ"が社会現象や消費をけん引する

子育てが一段落した40~60代女性のなかには、これからの第2の人生を「自分ファーストで生きてみたい」と考える人が増えているようです。

博報堂新しい大人文化研究所は2017年、40~60代の女性を「自分爆発レディ」(※1)と名づけ、社会現象や消費をけん引するパワフルな存在として位置づけました。ここでは、その"異名"の理由ともなる、女性と男性の考え方の違いについて解説します。

1.子育てを終えた女性は「自分の時間」を楽しみたい

博報堂新しい大人文化研究所の調査によると、「これからは自分の時間を大切にしたい」という女性は40.8%を占めています。これは、「これからは夫婦二人の時間を楽しみたい(27.5%)」という回答を大きく上回る結果です。
「ひとりの時間を楽しみたい」「これからは友人・仲間との時間を楽しみたい」 女性も多く、夫など家族と時間を過ごすよりも、「個人」として自由に時間を楽しみたいという女性は多いようです。

結婚して妻となり母となった女性は、毎日家事や育児を切り盛りしながら懸命に働いてきました。40~60代はちょうど子育てが一段落あるいは終了する年代であり、いわば「母という仕事からの定年退職」ともいえます。

「これから自分の時間を楽しみたい」人は40代女性に特に多くみられています。子どもが中学生や高校生になって手がかからなくなったぶん、一気に「自分全開」モードに切り替え、ひとりの女性として人生を楽しんでいきたいという気持ちが膨らんでいるようです。その一方、「これからは大人になった娘との時間を楽しみたい」と答える女性も多く、近年話題になる"友だち親子"のような感覚で、また対等な大人同士として外出や旅行を一緒にしたいと考える人も多いようです。

博報堂 新しい大人文化研究所「新大人研レポート No.28 新しい大人へ:オンナも変わるオトコも変わる その① 40・50・60代女性は"自分爆発レディ"」の情報を基に作図

2.男性は「夫婦での時間」を大切にしたい

一方、男性は「夫婦二人の時間を楽しみたい」人がもっとも多いようです。特に40代男性では、女性が個人的な時間を大切にしたいという気持ちであるのとうらはらに、「自分ひとりの時間」より「妻と過ごす時間」に満足を得やすい傾向があるといえます。
日本は男性の労働時間が女性よりもやや多いものの、そのぶん妻が家事を担う時間は長く、夫はその半分程度に過ぎません。

男女共同参画局「共同参画2020年9月号 家事・家庭のマネジメントの分担」の情報を基に作図

家族が多いほど妻の負担は大きくなりますが、夫は妻が家事のほとんどをこなしてくれるからでしょうか、「家庭・家族」=「居心地の良い場所・人」ととらえ、妻と一緒に過ごしたい思いを持つ人が多いのかもしれません。

自分の時間の有効的な使い方

自分ひとりだけで楽しめる時間をつくれたなら大切に使いたいものです。ここでは、自分の時間の有効的な使い方についてご紹介します。

1.好きなことをする

まずは、せっかくですから「自分の好きなこと」をしましょう。人により楽しみ方はそれぞれです。国土交通省が行った「楽しみ方に対する国民の意識」では、「自宅でゆっくりする」が全体の半数以上を占めています。心身のリフレッシュへの効果が高い、と多くの人が思っているのでしょう。
ちなみに「旅行」は20代よりも60代以上に人気のようです。実際、アクティブに活動するシニアも少なくありません。せっかくですから、なんとはなしに毎日を過ごすのではなく、好きなことをして充実感を味わう時間を積極的に取りたいものです。

国土交通省ウェブサイト「楽しみ方に対する国民の意識と求められるすがた|図表2-2-1 余暇の過ごし方(全体・20代・60~70代)」の情報を基に作図

2.資格取得など自分の価値を高める

キャリアアップのために資格取得を目指して、自分の市場価値を高めるのもよいことです。
40代以降に資格を取得してキャリアを磨く人も少なくありません。実は筆者も40代になってから、「宅建」「整理収納アドバイザー1級」「福祉住環境コーディネーター2級」などの資格を取得しました。毎朝5時に起きて誰もいないリビングで勉強したことも、いまでは懐かしい思い出です。宅建などの資格を取得したことにより、家業である不動産オーナー業で知識を役立てられているだけでなく、ライター業でも活かせています。

現在のお仕事でキャリアアップを目指す資格もよいですが、これからチャレンジしてみたい職種に必要な資格を取得するのもよいでしょう。ちなみに、独立行政法人労働政策研究・研修機構が発表した「これから取得したい資格の人気TOP5」(※2)は以下のとおりです。

1位 語学検定(英検・TOEIC・TOEFLなど)
2位 ファイナンシャル・プランナー
3位 簿記
4位 宅地建物取引主任者
5位 IT関連企業の能力認定

3.習い事をする

趣味としての習い事で教養を深めるのも素敵な方法です。下図を参照すると、女性に人気な習い事は「語学」「スポーツ」「書道」のようです。
結婚してからは子どもを習い事に行かせても、自分が行くことはなかなか難しいものです。子育てが終了したら、今度は自分を磨くための習い事に、ぜひチャレンジしてみましょう。新しい世界が広がります。

博報堂 新しい大人文化研究所「新大人研レポート No.28 新しい大人へ:オンナも変わるオトコも変わる その① 40・50・60代女性は"自分爆発レディ"」の情報を基に作図

まとめ

今回は、女性が自分の時間を作るための方法について解説をしました。
時間はすべての人に平等に与えられるものですが、使い方によって結果は変わってしまいます。ビジネスのために使うことも有効ですが、自分の人生を心地よくしていくために使うことも大切です。

子育てが一段落したら、次はいままで頑張ってきた自分のために時間を好きに使いましょう。早起きしてみたり、1日のスケジュールを立てて効率的に過ごしてみたりなど、自由な時間のつくりかたはさまざまです。「自分が幸せと感じられる時間」を、ぜひたくさんつくってくださいね。