【第6回】更年期に意外と多い腱鞘炎を予防!

大人の不調にアプローチ おうちでヨガ

身体のこれから

実は、腱鞘炎には女性ホルモンの欠乏が関係していると言われています。今回は、腱鞘炎にならないために、指先からひじ下までの全般をストレッチする予防方法をご紹介していきたいと思います。

【監修・ポーズ指導】荻原由紀

心身をリラックスさせ、心の安定ややすらぎをもたらしてくれるヨガ。どんな方にもおすすめできる健康法ですが、この連載では特に、大人の女性特有の不調にアプローチするヨガをヨガインストラクターの荻原由紀さんが指南。メディカル発想に基づく理論と、大人の女性が無理なくできて効果的なポーズをわかりやすく解説します!

※ご紹介のヨガは病気の治癒・回復を保証するものではありません。
※からだに強い痛みがある場合やヨガ中に痛みが出た場合は、無理に行わないでください。

更年期に意外と多い腱鞘炎を予防!

指先が曲がりにくく感じたり、手首やひじの下に痛みが走ったりと、一度なるとやっかいな腱鞘炎(けんしょうえん)。

「腱鞘」とは、骨と筋肉をつなぐ"腱"を包んでいるトンネルのような組織のこと。本来は腱が滑らかに動くための働きがありますが、同じような動作を繰り返しているとこの腱鞘と腱がこすれあい、腱鞘炎になってしまうのです。
最近では、スマホやパソコンのマウスの使いすぎも原因のひとつと言われ、手首や親指の付け根に痛みを感じる人が増えているようです。

ところでこの腱鞘炎、男性より女性の方が多いとご存じですか? もともと女性は料理や裁縫など手指を使う作業が多いということもありますが、実は、腱鞘炎には女性ホルモンの欠乏が関係していると言われています。そのため、更年期の方や産後の女性は要注意なんです。

腱鞘炎は自然治癒以外に治す方法がなかなかありません。もし腱鞘炎になってしまったら、なるべく同じ動作を繰り返さないように、安静にすることが重要です。なるべく緊張している腕や手指をリラックスさせてあげるようにしましょう。

そこで今回は、腱鞘炎にならないために、指先からひじ下までの全般をストレッチする予防方法をご紹介していきたいと思います。

荻原さん

スマホなど親指を酷使する動きが続くと腱鞘炎は起こりやすくなりますよ。判別は親指を中に入れるかたちでぐーを作って、小指側に向かって伸ばします。痛みが出るようなら腱鞘炎の可能性が高いです。

ポーズ1 手首返し

ポーズの目安:5呼吸

  1. 正座の状態になってから、前方に手をつきます。準備ができたら息を吸います。
  2. 息を吐きながら、指先をひざの方に向けるようにして手首を裏返します。手首が気持ちいいと感じられる状態で5呼吸キープしましょう。

ポーズ2 ひじ下のねじり

ポーズの目安:左右各5回

  1. リラックス状態で右手を前に出しひじの下を左手でそっと支えます。※正座の姿勢でなくてもかまいません。
  2. ゆっくりと右の手のひらを天井に向けて返します。そのまま5回繰り返しましょう。終わったら左手も同様に行います。

ポーズ3 手首回し

ポーズの目安:内回し・外回し各3回

  1. 座った状態(立っていてもOK)で、グーにした両手を上げます。準備ができたら息を吸います。
  2. 息を吐きながら、手をぐるぐると回してゆっくりと下ろしていきます。手首を内側に回したら、次は外側に回してもう1回。各3回ずつ行いましょう。

荻原さん

腱鞘炎はなった後ではなく、ならないようにすることが大事。普段から手をぶるぶると揺らしてみたり、リラックスさせることを心がけてくださいね。

監修・ポーズ指導

荻原由紀

ヨガインストラクター

メディカルヨガインストラクター、ヨガ解剖学インストラクターとして、リラックスのためだけでなく、骨や筋肉など正しい理論に基づいたヨガを指導。Yogic Arts、陰ヨガ、フェイシャルヨガ、マタニティヨガ資格取得。現在一児の母。