いつでも若々しくアンチエイジングケアのポイント

老けて見える頬下の「ほうれい線」深くなる原因と目立たなくする方法

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今回は「ほうれい線って何?」という基礎知識から目立たなくなくする方法まで、ほうれい線を詳しく解説します。ほうれい線をケアすれば、一気に若々しい印象へ変身することが可能です。さっそくできるところから、チャレンジしてみましょう。

この記事の監修

三島ミコ

化粧品会社で10年にわたり商品開発などに従事。美容を通じて自分と向き合い心豊かな暮らしを重ねるための内外美容を提案している。

「頬の下にある線が目立って、老けて見えてしまう」
「だんだん深くなっている気がする......対策はあるの?」

私たちの顔を老け顔にしてしまうライン。それは「ほうれい線」です。ほうれい線は、顔の中でも"老けた印象"に直結しやすいパーツです。見るたびに気分が重くなってしまいますが、正しくケアすれば目立つ度合いを大きく変えることができます。

今回は「ほうれい線って何?」という基礎知識から目立たなくなくする方法まで、ほうれい線を詳しく解説します。さっそくほうれい線のケアを始めましょう。

ほうれい線とは鼻と唇の端を結ぶ2本線のこと

まず「ほうれい線とは何か?」を改めて確認しておきましょう。
ほうれい線とは「鼻の端」と「唇の端」を結ぶ2本線のことです。

*1

ほうれい線は誰にでもあり、目立つ度合いは顔立ち・年齢・肌質などによって変わります。見え方によって、顔の印象がどう変わるのでしょうか。以下の図をご覧ください。

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ほうれい線があるだけで、急に老けた印象になることがわかります。逆にいえば、ほうれい線さえケアできれば、一気に若々しい印象へ変身することも可能なのです。

ほうれい線が深くなる原因とは?

では、ほうれい線はどうして深くなってしまうのでしょうか。原因は大きく分けて3つあります。
それぞれ詳しくご説明しましょう。

①頬のたるみ

1つめの原因は「頬のたるみ」です。
試しに、仰向けに寝た状態で鏡を持ち、ほうれい線の状態をチェックしましょう。立っているときに比べ、「寝ているときの方が、ほうれい線は目立たなくなる」のではないでしょうか。これは、頬のたるみがほうれい線を深めているからです。

頬を支える肌のハリ感や筋力が衰え、頬の重みが重力に勝てなくなると、頬は下へ下がります。すると、ほうれい線が目立ってしまうのです。

*3

頬のたるみは、体重の急激な増減をきっかけに加速することも。無理なダイエットや体重の増えすぎは、ほうれい線に悪影響と知っておきましょう。

②肌の乾燥

2つめの原因は「肌の乾燥」です。
「冬になるとほうれい線がひどくなる」「ほうれい線の目立ち度が日によって違う」という方は、乾燥が原因の可能性が高いでしょう。

ほうれい線は「鼻」と「唇」につながっています。話したり表情を変えたりして鼻や唇が動くと、連動して、ほうれい線も動きます。このとき肌が乾燥していると、どうなるでしょうか。ほうれい線のラインが深く刻まれ、跡になって残ってしまいます。
これは、乾いた紙をクシャクシャにすると、折り目がついて元に戻らなくなるのに似ています。

*4

ほうれい線を防ぐには、折りジワの跡が残らない、たっぷりのうるおいが必要なのです。

③間違ったメイク

3つめの原因は「間違ったメイク」です。
「化粧した日は、ほうれい線が特に気になる」という方は、メイクの方法を見直すだけでほうれい線が改善するかもしれません。
ほうれい線は、シミ・そばかすなどの"平面"の肌悩みとは異なり、"立体"の肌悩みです。

*5

ほうれい線の"へこみ部分"のベースメイクはムラになりやすいため、ほうれい線を悪目立ちさせてしまうのです。

ほうれい線を目立たなくする5つの対処法

ほうれい線の原因がわかったところで、ここからは実践的な5つの対処法を見ていきましょう。

①肌の素となる栄養素を十分に取る

「頬のたるみ」や「肌の乾燥」をケアするうえで欠かせないのは、からだの「内側」からのアプローチです。肌は生まれ変わりのサイクルを繰り返しています。新しい肌が元気に育つように、必要な栄養素を届けてあげましょう。

肌をつくる栄養素は「タンパク質」。しかし、だんだん食が細くなり、たんぱく質をとることのできるお肉であっても「量が食べられない」という方もいらっしゃるかもしれません。そんなときは「プロテイン」を試してみてください。最近は、さまざまなタイプのプロテインが発売されています。美肌やアンチエイジングの目的で飲む女性が増えているのです。

*6

コンビニで気軽に購入できる紙パック、ゼリー、パウダーなど、生活スタイルに合うプロテインを選びましょう。

②アイクリームをほうれい線に塗る

ほうれい線の大敵「乾燥」をケアするには、"肌がうるおった状態を常にキープする意識"を持ちましょう。洗顔したら、時間を空けずに素早くスキンケアを行います。

より集中的にほうれい線をケアしたいときは、「アイクリーム」をほうれい線に塗ってください。
アイクリームは、目元の小ジワや乾燥のケアに特化したアイテム。非常に高い保湿力を持っており、ほうれい線をうるおす目的にも使用できます。
実感しやすいアイクリームを選ぶポイントは、「しわを改善する」と明記された医薬部外品(薬用)を選ぶこと。

*7

医薬部外品に含まれる薬用有効成分が、ほうれい線ケアに活躍してくれます。

③紫外線対策は厳重に

タンパク質や保湿ケアをがんばっても、「これがおざなりになると台なし」というポイントがあります。それは「紫外線対策」です。

紫外線は、肌に大きなダメージを与えます。加齢による老化とは別に「光老化」を引き起こすため、頬のたるみや乾燥を進行させてしまうのです。一年を通じて、以下の紫外策対策を行いましょう。

<紫外線対策>

  1. 紫外線の強い時間帯を避ける
  2. 日陰を利用する
  3. 日傘を使う
  4. 帽子をかぶる
  5. 日焼け止めを使う

日焼け止めには「SPF」「PA」の数値が表示されています。生活シーンに合わせて適切な数値を選んでください。

環境省「紫外線環境保健マニュアル2015」の情報を基に作図

④ファンデーションが埋まらない工夫

ファンデーションがほうれい線に埋まって悪目立ち......。これを防ぐ方法は「メイク前の保湿を念入りにする」ことです。

乾いたほうれい線にメイクをすると、ムラになりやすくなります。これは、乾いたスポンジの上に水を垂らすと、グングン吸収するのに似ています。お化粧をスタートする前に、肌を十分うるおしておきましょう。

ファンデーションを塗るときは、ほうれい線の部分が厚塗りにならないよう注意。頬にファンデーションをのせた後、余ったファンデーションでサッと薄く仕上げてください。
薄く塗っても気になる場合は思い切って、ほうれい線の部分はファンデーションを塗らないことにしましょう。代わりにツヤ感のある「パール入りフェイスパウダー」で仕上げるのがおすすめです。

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⑤左右の歯でよく噛む

頬が重力に負けないよう支えるために、「顔の筋肉を鍛える」こともほうれい線の予防になります。
日常生活の中でできる"顔の筋トレ"は「よく噛むこと」。左右の歯を均等に使って、しっかり噛むことを意識しましょう。

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左右でほうれい線の位置や深さが異なる場合は、「偏った噛み癖がないか」を確認してみてください。今から噛み方を直せば、これからのほうれい線が変わっていきます。

以上、ほうれい線の5つの対策法をご紹介しました。
さっそくできるところから、チャレンジしてみましょう。

豊かに麗しく2本の線を整える

「ほうれい線」は、漢字で書くと「法令線」です。語源は、中国の人相学で使われる用語「法令紋」だという説があります。

一方、長寿のしるしとして、ほうれい線を「豊齢線」「豊麗線」と書くこともあるのだとか。ほうれい線とは「豊かな齢(よわい)の線」「豊かで麗しい線」。こう考えると急に大切にしたい気持ちになります。

ほうれい線とていねいに向き合いながら、これからも日々を豊かに積み重ねていけますように。そうして作っていく「顔」は、麗しい輝きを放っていることでしょう。

注釈

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出所)Adobe Stock(元画像URL)を筆者加工/ライセンス情報

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