
寺院をはじめ後世に残したい建物を、匠の技と最新技術を
駆使して美しく蘇らせます。
屋根の葺き替えや耐震補強、内外壁の塗り替え、
どなたにも安全で、安心してご利用いただける空間づくりなど、
寺院のリフォームは「住友林業のリフォーム」にお任せください。

- 書院を檀家さんに快適に使ってほしい
- 繰り返した増築による動線の悪さを解消したい
- 震災等の有事には避難所としても機能するようにしたい
- 書院は梁を現しにした吹き抜けのある明るい空間を実現
- 本堂回廊を住職やスタッフの動線としながら濡縁としても
機能させた - 旧家住宅の耐震補強ノウハウを活かし、大規模補強も可能
築約170年の建物が基になっている書院を檀家さんの休憩や法事に際しての会食などに使える空間にすることが工事の主な目的でした。
使いやすさはもちろん、次の100年、200年の歴史を刻む建物にふさわしく、ヒノキやケヤキの無垢材をふんだんに使用しました。
築年数 | 約200年 |
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施工期間 | 550日間 |
工事面積 | 670.25㎡ |

外観外観は漆喰の壁に付柱・付梁をほどこし、開基以来1300年を誇る古刹らしい風格のある佇まいとしました。

書院法事の規模によって座敷をつなげて使えるようにしました。一部は吹抜けにして梁を見せ、天井の高い開放的な空間にしています。

本堂玄関本堂の玄関は、新たに設けた御位牌堂への板敷きの廊下につながります。

書院玄関書院の玄関には、誰でも利用しやすいように踏み板を広くしたステップを設けました。

欄間や建具など残せるものはできるだけ残し、檀家さんとともに刻んできた歴史に敬意を表して次代につなぐことができました。
檀家さんに使っていただく書院がきれいになったことに加え、庫裏と本堂の行き来も楽になり、運営の負担も減らすことができました。

- 老朽化が進み、冬はとても寒い
- 大黒柱など既存建物の良さは残したい
- ペアガラスや床暖房を導入し、冬も過ごしやすい空間に
- 新築同様の構造にし、耐久性を確保した
- 外部スロープを設置し、車いすで客殿や本堂に行ける動線に
客殿と庫裏が古くなり、特に冬は寒く、檀家さんの負担も大きくなっていました。建物は掛川市の貴重な文化財である「掛川農学舎」を譲り受けた価値の高いものです。その躯体を活かし、誰もが安心して使える空間へとリフォームしました。
築年数 | 約130年 |
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施工期間 | 365日間 |
工事面積 | 333.98㎡ |

外観増築部分を含め、貴重な文化財として親しまれてきた建物の美しい佇まいをそのまま維持しました。瓦は新たに葺き替えています。

玄関玄関には誰でも上がり下りがしやすいように式台や車イス用スロープを設けました。

待合スペース玄関にベンチ式の待合スペースを新設。大勢が集まるときの待機場所や待ち合わせ場所として活用できます。

客殿和室に加えイスに腰かけることができる板の間を用意しました。床暖房も導入し、過ごしやすい空間にしています。

大黒柱や鬼瓦など、活かせるものはできるだけ活かしました。以前の面影が残り、親しみやすいと好評をいただいています。
伝統ある建物を受け継ぐことと最先端の快適性・安全性を備えること。その両方が実現でき、大変満足しています。
住友林業グループのリフォーム専門会社として、
高い技術力と工事品質、そして木を活かした提案力で、数多くの大型リフォームを手がけてきました。

建物の性能向上(耐震・断熱)
建物の状態はひとつとして同じものがありません。耐震・断熱についてはリフォームエンジニアが診断をおこない、それぞれの寺院に合わせた構造補強や断熱方法をご提案しています。
これまでに培ったリフォーム技術を活かし、長く安心してお使いいただける寺院に蘇らせます。
快適性向上(動線計画・燃費性能・空間デザイン等)
木の良さを知り尽くしている住友林業グループならではの、木という素材の奥深さ、表現力を最大限に活かしたぬくもりのあるリフォームプランをご提案します。
また住友林業筑波研究所と共同でさまざまな実験や検証を実施、最新技術を駆使して高い安全性や快適性を実現します。
施工後も安心できるアフターフォロー
リフォーム工事はお引渡しで終わりではありません。リフォーム完了後に工事内容に応じた詳細な「保証書」を発行※1。保証基準に定められた期間内に生じた不具合を保証します。
また、当社メンテナンススタッフが定期的に巡回※2。すべてのリフォーム箇所について細部にわたって確認します。
※1 工事内容により、保証の期間・内容が異なります。
※2 工事の規模に応じて実施します。