住友林業ホームテック

リフォーム CASE STUDY 1 戸建てリフォーム

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戸建てリフォームとは

木造注文住宅のトップブランド・住友林業。その実績と技術、ノウハウを活かした「木の家のよさを感じるリフォーム」を実現。二世帯リフォームから耐震リフォーム、断熱・省エネリフォームなど、お客さまのあらゆる要望にお応えしながら、美しいお住まいでの快適な暮らしを提案します。

CASE STUDY 概要

  • 所在地:愛知県 N邸
  • ご家族構成:Nさんご夫婦、お子さま1名
  • 工事内容:築32年の木造2階建て住宅をフルリノベーション
  • 工事面積:146.61平方メートル(44.35坪)

リフォームか建て替えか。
その選択の間で揺れ動くNさんご夫婦。

ある日、愛知県内の住宅展示場にNさんご夫婦が来場されました。さかのぼること20年前、住友林業がご自宅の新築をお手伝いしたお客さまです。ご相談の内容は「戸建住宅を二棟持っているのですが、定年後の住まいをどうすればいいか悩んでいます」というもの。ご主人さまはドイツに単身赴任中ですが、定年退職が近づいてきていることもあり、一時帰国のタイミングでご相談に来られたということでした。詳しくお話を伺ってみると、ご自宅の隣には、元々ご両親が住まわれていた広い2階建てが空き家になっており、どちらの家に住むか迷われていたのです。ご両親の広い家をリフォームするのか、今の自宅をリフォームするのか、はたまたご両親の家を取り壊して建て替えるのか、色々な選択肢を検討しているとのことでした。

そこでまずは住友林業グループとして、リフォーム担当と新築担当の2人で現地調査にうかがうことになりました。リフォーム側で営業設計を担当することになったのが、岡崎支店の課長代理。「ご両親の家を見せていただいて驚きました。築30年くらいということでしたが、状態も極めて良く、使ってある部材もしっかりしたものばかり。これはリフォームをするべき物件だなと確信しました」

とは言え、リフォームと建て替え、両方のプランを検討したいというNさんご夫妻のご要望もあり、当社としてもご両親の家のリフォームプランを設計することになりました。

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工事管理担当(左)と営業設計担当(右)。岡崎支店の誇る2人のエースです。

多岐にわたる要望を受け、プロとして
最良の選択肢を提示していく。

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玄関から望む「多目的ホール」。家の中央に配した大空間によって、導線を整理しました。

「打ち合わせで営業設計の方とお話しするのはとても楽しかった」と奥さま。プランニングを進めている当時、ご主人様はドイツ赴任中だったため、対面での打ち合わせは月に一度の帰国に合わせて行っていましたが、何の不都合も感じなかったと言います。自分たちの要望を伝えれば、次の打ち合わせでは様々な選択肢が用意されている。さすがプロの仕事だと、感心させられることばかりだったそうです。

そんなNさんご夫婦のご要望は、「古いタイプの間取りなので、自分たちのライフスタイルに合わせて、色々変えたい」というものでした。奥さまがピアノ教室をやっていて、グランドピアノがあるので、その置き場所を考えて欲しい、でもリビングは広々とさせたい。また、ご主人は深夜のご帰宅や早朝の外出も多いため、夫婦の寝室を別々にしたいなど、ご要望は多岐にわたりました。

「かなり大きい家でしたが、正直に言って、ご要望どおりにスペースが取れるかどうかギリギリのところでした。また、ピアノ教室の生徒さんたちの導線と生活の導線が混在しそうで、そこも整理する必要があると考えました」と語る営業設計担当。「ピアノの置き場がカギになる」と考え、プラン設計を進めていきました。

「多目的ホール」を基点に、
新しい住まいのプランを設計。

営業設計担当が考えたのは、家の中心にピアノ置き場でもある「多目的ホール」を設け、ピアノ教室の導線と生活の導線をしっかりと分けることでした。玄関を入ってすぐのところに多目的ホールがあれば、ピアノ教室の生徒さんたちの動きは必要最小限で済みます。ピアノのレッスンがある日でも、ドア等で仕切ることにより、ご家族がくつろいでいる空間との干渉を防げるのです。

そのためには、玄関の位置変更が必要でしたが、これは結果として“いいことづくめ”の変更になりました。ホールの奥には元々坪庭があり、玄関の位置を変えることで、玄関〜多目的ホール〜坪庭が一直線に配置され、玄関から坪庭までを見通すことができる開放的な空間になったのです。また、旧玄関スペースをリビングと一体化させ、「セカンドリビング」として活用することにしました。ソファなどを置き、応接スペースとして使えるようにしようというアイデアです。

「これによって、旧玄関の碁天井を飾り天井として残すことができます。良い木材で作られたものをできるだけ再利用したいということだったので、そのご要望にも適っていました」と営業設計担当。また、「リビングを広々とさせたい」というご要望については、これまでキッチンと居間の間にあった仕切りを取り払い、アイランド型のキッチンに変更。LDKを一体とすることで広々を感じられる空間を実現しました。さらに、ドアで仕切った2部屋の寝室を1階に配置、ご主人さま側の寝室をシャワールームと隣り合わせにすることで、深夜・早朝の時間帯でもストレスなく生活できるような配慮も行いました。

こうした工夫の数々に加え、「昔の家の残したい部分をそのままにできる」こともあって、ご両親の家のリフォームを決断したNさんご夫婦。営業設計担当にとっては「リフォームでもここまでできるんだぞ」と証明でき、大きな達成感を味わえた案件になったそうです。

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かつての玄関スペースが生まれ変わったセカンドリビング。碁天井が大きな見所です。

リビングに起きたプラン変更で、
お客さまの期待を上回る。

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3本の梁がアクセントになったリビング。奥のキッチン部分にも古材を再利用した梁がのぞいています。

「初見で大変な工事だなと分かりました。中も外もかなり構造を変更していましたし、きっと工事を進める中で色々と出てくるだろうと感じました」と工事管理担当は、当時のことを振り返ります。そのため、指定工務店との現場での打ち合わせはかなり綿密に行ったそうです。また、Nさんご夫婦への情報共有にもかなり気を配ったとのこと。

「ご主人さまが海外にいらっしゃったので、工事の進捗と翌週の予定については、メールに写真を添付して事細かにご報告するようにしていました。ただ、住友林業に対しての信頼感が厚かったので、かなり判断を任せてもらっていた部分もあります」

そんな工事管理担当が印象に残っていると語ってくれたのは、リビング部分のプラン変更。大空間を確保するため、居間の天井部分にあった物入れを取り壊し、梁を撤去することになっていたのですが、実際に工事をしてみると強度の問題で梁の撤去はできないことが分かったのです。それならと工事管理担当は、天井のアクセントとして梁を見せるプラン変更を提案。ただし、梁1本だけだと不恰好なので、化粧梁を2本足し、それにあわせた照明計画も行いました。大きなプラン変更だったものの、結果としてNさんご夫婦にご満足いただける仕上がりを実現できたそうです。

「営業設計とプランニングを進める中で、お客さまは完成後のいいイメージを持っています。その期待を上回る仕事でお客さまの信頼に応えていくのが、私の役割ですから」

今回のリフォームに対するNさんご夫婦の評価は「完璧だった」の一言。営業設計担当と工事管理担当の完璧な仕事ぶりがあって初めて生まれた、最大級の賛辞と言えるでしょう。